テクノロジーで、マンションはこんなに便利になる!? ~新入社員とベテラン先輩社員が妄想対決~

第2部:両親が住む築40年の高経年マンションをテクノロジーで救おう!

【課題】
1. 住民の平均年齢が70歳、築40年の高経年マンション
2. エレベーターなし、高齢者は日常生活に苦労している
3. スーパーなどは丘の下にあり、買い物は車でないと不便
4. 共用部分の集会所は畳敷きであまり活用されていない
5. 古くから住む住人と新しい住民との交流があまりない
【妄想チャレンジ】
自分の両親が住むマンションがボロボロに。この課題を解決し、快適に住めるマンションが、テクノロジーの力で実現できないかを妄想してみよう!

続いて第2部は、高齢者が多く住む高経年マンションの課題解決です。

新人社員Aグループ
「昔ながらの助け合い住宅(マンション)」

Aグループでは第1部で登場したくまロボットが、ここでは見回り&励ましロボットとして再登場。住民同士で助け合うのはもちろん、ロボットたちが高齢者を手助けします。

Aグループ
住民が講師になって、共通の趣味で交流するようにすれば、昔ながらの助け合い住宅のようなマンションになるはずです。畳敷きの集会所は、着付け、お茶、活け花、和菓子づくりなどの和のお稽古をビデオチャットで学べるようにします。高齢の住民が講師になって、ビデオチャットで他の人にも教えられるようにすれば、マンションにいながらにして外へも広がります。他にもVRパターゴルフ大会やVRフィットネスなどの趣味の活動をIT技術でサポートします。

あたたかい食事をシェアする「ごはんおすそわけシステム」は、高齢者だけじゃなくても欲しいかも!

Aグループ
交流がなく日常生活で買い物に困っているということなので、「ごはんおすそわけシステム」を構築します。これは、よそのおうちで「まだごはんを作っていない」ということが可視化できて、すでにごはんを作っているおうちからおすそわけできるシステムです。食をシェアすることで、助け合いの交流が生まれます。
また、消化が良くて美味しいごはんを自動で作るシェアごはんシステムがあれば、日常生活が楽になって助かるのではないでしょうか。

2回目の妄想テーマで慣れてきたのか、チームワーク良くアイデアがいろいろ出てくる様子のAグループ。

Aグループ
高齢者の見守りや生存確認のために、さきほど提案した「くまロボット」をマンションに放って、AIの話しかけに反応しなければすぐに自治体へ通報するなどの「生存確認システム」を付属した見守りロボットして活用します。AIは、共用部分で「お元気ですか」などの挨拶や励ましの言葉を発し、孤独な人には話し相手にもなります。マンション内には、動く歩道や、壁にレールを敷設して車いすでスムーズにマンション内を移動できるようにします。買い物も、欲しいモノをスーパーで購入して部屋まで運んでくれるロボを用意します。

新人社員Bグループ
「元気な高齢者のための楽しい老人ホーム的マンション」

「じいさんばあさん大集合・大行進・大健康・大哀愁」というテーマで、元気な高齢者のための楽しい老人ホーム的なマンションにしよう!という新人社員Bグループのアイデアです。

Bグループ
「大集合」では、趣味の園芸などの道具がやりたいと思ったらすぐに出てくる、マンションが趣味のツールのサーバー的役割を果たします。手紙を書きたいと思えば、その場でメール化できてすぐに届けられる。孫に会いたいと思ったら、VR映像で召喚して、その場で会える。マンションに居ながらにして、集える仕組みをつくります。

テクノロジーによって、家族との距離的な寂しさを癒やして、健康を維持することができるといいですね。

Bグループ
「大行進」では、ロープウェイや移動イスを設けて、なるべくマンション内で動きやすい環境をつくります。たとえば階段にお孫さんの写真展コーナーを設けたら、孫の顔が見たいからがんばってそこまで歩いていくなど。その写真もデジタルフォトフレームで展示すれば、暗い階段も明るくなります。「大健康」では、部屋で倒れそうになったら、室内センサーで即座に感知してすぐ管理室に連絡することも考えています。

孤独を紛らせてくれるロボットのアイデアがたくさん出てきたBグループ。「やまびこたろうロボット」ってどんな形をしているのでしょうか?

Bグループ
「大哀愁」では、一人一台孫の顔をした「いたわりAI搭載ロボット」を付けて話し相手にして孤独を癒やします。他にも、世話の必要がないAI犬やAI猫などのロボットペットも用意します。あと、「やまびこたろうロボット」という、高齢者が「あ」といえば「あ」と応えてくれる、山びこのような寂しさの紛れるユニークなロボットを作ってもいいんじゃないかなと思いました。

ベテラン社員Cグループ

Cグループは、解決すべき課題に合わせて「全自動・交流・マッチング・利便性・その他」のテーマで括ったソリューションアイデアです。

Cグループ
日常の移動が大変な高齢者には、部屋がエレベーターとなって動いたり、動く歩道があったり、マンション内で「全自動」移動できる設備があるとよいですね。外へ出かけるときには、AIコンシェルジュに頼めばタクシーを配車してくれるように、自らテクノロジーを操作することなく、簡単に利用できるシステムが重要となってくると思います。

マンション内のさまざまなニーズがマッチングアプリでつなげられれば、住みよいマンションになりそうです。

Cグループ
「交流」面では、マンション内の健康イベント開催、若い共働き世代は高齢者に子どもを預かってもらうことで、お互いのニーズをつなげるシェアコミュニティを構築します。ニーズ募集についてはマッチングアプリを活用して、買い物リストをアップしたら誰かが買ってきてくれるという相乗りシステムをつくります。

近未来に実現しそうな具体的アイデアでまとめた先輩Cグループ。「こういう自由なアイデア出しって面白いね」と楽しそう。

Cグループ
「利便性」は、近隣のスーパーと提携して、AIコンシェルジュが必要なモノを自動注文・配達・在庫管理までやってくれると、買い物難民解消につながります。
また今後のマンションの建替え問題などについては、AIがエリア全体で情報を共有して、生活が豊かになる最適な再開発計画をチョイスできるところまでいけばいいですね。病院機能付きマンションに生まれ変わるとか、AI活用で建替え計画もスムーズに行くと面白いかもしれません。

妄想してみてどうだった?

真剣にアイデアを出してくれた新人社員の皆さん。お疲れさまでした!

2つの課題のアイデア出しをすべて終えて、今日の「妄想マンション」体験について、新人社員A・Bグループの皆さんに、感想をお伺いしました。

Aグループ。Mさん「いろいろなアイデアが合わさって、発想の融合が大事だなって思いました」。Oさん(写真)「妄想力が向上して、別の発想力が出来た気がします!」。Tさん「まさに、頭の体操ですね。最初の5分は出てこなかったけれど、グループだとアイデアが湧いてくる気がしました」。

Bグループ。Hさん(写真左)「まさに新感覚の体験でした」。Kさん(写真右)「いまある技術で何ができるのか?バランスよく考えるのが大切ですね」。Uさん「人の意見を聞くと、アイデアが出てきますね。アイデアって無限だと思いました」。


新入社員の皆さんは、将来マンションを購入するかもしれません。そのとき、どんなマンションに住みたいのか? どんなマンションだったら住みたいのか? 将来の自分の理想を想像しながら、AIやIoTなどの最新テクノロジーがどんな風に理想のマンションづくりをサポートできるのかについて深く考えるきっかけになったのではないでしょうか?

テクノロジーはどこまでマンションライフをサポートし、課題を解決できるのでしょうか?
今回生まれたアイデアが、近未来に実現していると面白いですね。

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2019/08/28