消費税の増税にあわせてスタートするといわれている、キャッシュレス決済によるポイント還元制度。賢く上手にポイントをもらうために、キャッシュレス決済の基本や、メリット・デメリットなど、知っておきたいことをまとめました。
キャッシュレス決済ってどんなもの?
キャッシュレス決済とは、現金を使わない支払い方法のこと。クレジットカード、デビットカード、電子マネー、スマホ支払いのすべてがキャッシュレス決済です。
韓国、中国、アメリカ、ヨーロッパの世界各国に浸透しつつあるキャッシュレス決済の波のなか、日本での普及率は低く、日本はまだまだキャッシュレス後進国といえます。
消費税の増税に伴ったポイント還元
キャッシュレス決済後進国の日本の状況を打破するために、現在経済産業省が中心となって、「2027年までにキャッシュレス決済比率を現在の約20%程度から40%にまで引き上げる」という目標を掲げて、キャッシュレス決済を推進しようとしています。
政府がキャッシュレス決済を進める背景には、
・キャッシュレス決済に慣れた外国人旅行者の利便性を高めて、インバウンド消費を促進する
・将来的な人口減少を見越して、現金決済作業に関わる人件費の削減
・ATMなどの設置運営費の削減
・貨幣製造コストの削減
・脱税やマネーロンダリング対策
という将来的な消費促進、関連分野のコストダウン目標、違法行為の防止などの理由があります。
政府では、今後予定されている消費税の増税導入に伴い、キャッシュレス決済を使用すると最大5%のポイント還元を行う優遇措置を検討しています。
→キャッシュレス・消費者還元事業 ※外部サイト
こうした優遇措置のチャンスを逃さないためにも、キャッシュレス決済の基本的な仕組みや種類をしっかりと理解する必要があります。
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2019/07/24