最新のAIやIoT化で、マンションがますます便利・快適になる!? 「AI・スマート住宅 EXPO」をレポート

2018年12月に東京で開催された「AI・スマート住宅 EXPO」の展示から、マンションのAI・スマート化に期待できるサービスをピックアップレポートいたします。

AIやIoTの最新技術が結集!「AI・スマート住宅 EXPO」

2018年12月12日〜14日に開催された「住宅・ビル・施設Week」展示会。中でも「AI・スマート住宅 EXPO」は、今回初の開催です。

マンションのAI・IoT化で、どんなスマートライフが始まるのでしょうか?
「AI・スマート住宅 EXPO」の展示から、マンションにぴったりの新製品&新サービスをピックアップして取材してきました! 

AI・スマート住宅 EXPO ※外部サイト

これは便利!家電操作とエネルギー管理を一元化! (株)エネゲート「スマートゲートウェイ」

まず訪れたのが、電力の見える化サービスやAIスピーカー(アレクサ)で家電操作ができる「スマートゲートウェイ」を提案する(株)エネゲートさんのブース。導入されると、どんなマンションライフになるのかワクワクしながら拝見しました。

エネゲートの「スマートゲートウェイ」提案ブース。関西電力グループの高圧一括受電マンションに採用されている電力の見える化や、AIスピーカー(アレクサ)による家電操作が一体化したサービスをPRされていました。

お部屋には、ECHONET Lite規格(注1)が備わった家電製品の他に、HEMSコントローラのスマートゲートウェイPlus、スマートリモコンeRemote mini、AIスピーカー(アレクサ)があればOK。どれも場所を取らないコンパクト設計なのがいいですね。

「スマートゲートウェイ」のシステムを導入することで、給湯器、玄関電気錠、インターホン、エアコン、テレビ、照明、カーテンのすべてを一括管理・操作することが可能。展示会場のカーテン、エアコン、照明は、すべてAIスピーカー(アレクサ)やスマホで操作できました!

さらに、「おはよう・いってきます・ただいま・おやすみ」といった言葉で、各種機器が同時に動作する定型アクションの設定が可能。たとえば、朝起きたらAIスピーカー(アレクサ)に「アレクサ、おはよう」と言うだけで、カーテンが開き、エアコン・照明・テレビがONになります。

スマホ画面上で家電製品の動作状況をひと目で確認できます。もちろん外出先から事前にエアコンやお風呂のお湯はり設定などの操作も可能。HEMSと連携しているので、電気使用量が一目瞭然なのもいいですね。

スマートミラーでは、スマホ画面のように電力状況が確認できます。さらにYouTubeやSNS、ネットもなんとミラー面に表示できちゃうのです。朝の支度がはかどりそう!

マンション用ハンズフリーセキュリティシステム「Tebra(テブラ)」との連携もあります。手が塞がっていてもTebraキーさえ鞄に持っていれば、オートロック解除、宅配ボックスの操作、エレベーターの自動呼び寄せ、専有部の施錠・解錠のすべてができるという優れもの。個人的には、部屋の施錠忘れも25秒後に自動で施錠されるという機能や、施錠状態がスマホでも確認できる機能が気に入りました。「外出後や帰宅後に鍵を閉めたかな?」というあのモヤモヤ感が解消されそうです。

「スマートゲートウェイ」を説明する関西電力の大谷敬治さん、エネゲートの東野雄樹さん。

すでに関西の分譲マンションでは「スマートゲートウェイ」による家電制御が導入されており、来年には、千葉でも「スマートゲートウェイ」による家電制御が導入された分譲マンションのモデルルームがオープンする予定だそうです。将来的には、「スマートゲートウェイ」が導入されたマンションに暮らす居住者の感想も取材できると、もっと身近にその利便性をお伝えすることができそうですね。

また新築マンションだけでなく、ECHONET Lite規格(注1)が備わった家電製品(規格外の旧製品でもアダプターを取り付けることで一部対応可能)であれば遠隔操作が可能なので、既存マンションでも「スマートゲートウェイ」の導入でスマートマンション化していければ、資産価値向上につながるのではないでしょうか。

今後は、安定した通信環境を基盤にしながら、HEMS+IoTのスマートマンションがますます充実していくことで、新たなマンションライフの魅力が生まれてくるのではないかと感じました。

(株)エネゲート ※外部サイト

(注1)「ECHONET Lite規格」とは、2012年2月に経済産業省が設置したスマートハウス標準化検討会において、スマートハウスを構成するHEMSの公知な標準インターフェースとして推奨されている規格。

何でも教えてくれる魔法の鏡が現実に!?日栄インテック(株)「スマートミラー」

続いて目を引いたのが、鏡にさまざまな情報が表示される「スマートミラー」を紹介していた日栄インテックさんのブースです。毎日眺める鏡でいろんな情報が入手できれば、朝の忙しい時間などはとっても助かりそうですよね。また、お化粧とか髪型などを映像でシミュレーションできたりしたら、すごく楽しそうだと思いました。

次世代スマートホームを展示した日栄インテック(株)のブース。Android OSを搭載したスマートミラーは、さきほど紹介した「スマートゲートウェイ」でも取り上げられていたものです。洗面所で朝の身支度をしながら、そのまま鏡でネットニュースや天気予報をチェックすることもできちゃうのはやっぱり便利だな〜。マンションの洗面所にオプションでもいいから付けてほしい〜!

日栄インテック(株) ※外部サイト
日栄インテック(株) スマートホーム特設サイト ※外部サイト

床や壁が情報を知らせて健康まで見守っちゃう!凸版印刷(株)「トッパンIoT建材」シリーズ」

続いては、床や壁をインフォメーションに活用するという大胆な商品を紹介している凸版印刷(株)さんのブースを訪問。新しい資材や機材ではなく、あえて建材をIoT化しちゃうなんてさすがの発想ですね。特にコンパクトなマンションで導入してほしいと思いました。

うわー!壁がディスプレイに?と驚きの「インフォウォール」。ディスプレイと化粧シートが組み合わさって、家族のデジタル伝言板、スケジュール、ニュースなどが表示できます。「今日の帰宅時間は?」なんていう家庭内の情報共有にも良さそう!

床材とヘルスメーターを一体化させた「ステルスヘルスメーター」。洗面所に立つだけで自動的に体重測定ができるというもの。毎日体重を知らされるのは複雑な心境ですが、毎日忘れず測定できるのはいいことですよね。測定した健康データは、スマホやスマートミラーに表示。健康管理、大切です。

位置情報を測定するセンサーが床材と一体化した「ロケーションフロア」。センサーが踏まれた圧力で自家発電するというのも驚き。居住者がお風呂やトイレから一定時間以上出てこないとアラートを発信するなど、自然なかたちの見守りができます。未来型の見守りですね!

トッパンIoT建材の「ロケーションフロア」は、以前紹介した『未来の家プロジェクト』の実証実験でも使われていました。IoT建材の活用実例がわかります!

未来のスマートホームは、住むだけで健康にキレイになることを目指す?IoTやAIが切り開く未来の可能性

凸版印刷(株) ※外部サイト
トッパンIoT建材 ※外部サイト

超リアルに過去の大地震の揺れを体験できる!白山工業(株)「地震ザブトン×VR」

視察していると、あれ?見慣れたロゴと製品が!
マンション・ラボで何度も紹介させていただいている白山工業(株)さんの地震ザブトンブースを発見!さっそく立ち寄ると、いろんな方が過去の地震の揺れを体験していました。

地震ザブトンでリアルな揺れを体験すると、防災対策へのモチベーションが高まります。マンションの防災訓練でもますます活用されていってほしいですね。また、今後AIやIoTを活用した防災対策が進んでいってほしいな、と思いました。

新たにVR化された地震動シミュレーター「地震ザブトン」。激しい揺れだった「平成28年熊本地震」の超リアルな体験もできます。もの凄い揺れに遭うと、その瞬間は何もできないことを痛感します。機会があったらぜひ体験してください。

「地震ザブトン×VR」は、マンション・ラボでもご紹介していますよ〜。
ぜひこちらもお読みください!

VRで超リアルになった地震体験を経験してわかった、対策のために知っておきたい3つのこと

構造計画(株) ※外部サイト
白山工業株(株) ※外部サイト

多言語会話もOKなロボットが登場!(株)日立製作所「EMIEW3(エミュースリー)」

最後に同時開催の「スマートビルディングEXPO」会場でロボットを発見!
どんなことができるのか見てみると、こんなにカワイイくせに、自律走行ができて多言語会話もできるんですって! しかもすでに案内ロボとして大活躍しているそうじゃないですか。

日立のコミュニケーションロボット「EMIEW3(エミュースリー)」。昨年12月から横浜ランドマークタワーの展望フロアとチケット売り場で案内ロボットとして活躍中。さらにタブレットなどで「EMIEW3」のアバター(分身)と会話できるアプリ型のコミュニケーションロボット「EMIEW-TT(エミューティーティー)」は、ランドマークタワーのチケット売り場で試験導入されています。

多言語会話や接客対応が可能なアプリ型ロボットだと、外国人居住者の多い大規模マンションのコンシェルジュにもぴったりな気がしますね!こんなロボットコンシェルジュ欲しいなあ。こういうロボットの活躍の場がマンションにも広がってくれば、マンション管理や運営の軽減や住民サービスの向上にもつながっていくのでしょう。期待しないわけにはいきません。

株式会社日立製作所 ※外部サイト
株式会社日立ビルシステム:日立コミュニケーションロボットソリューション EMIEW ※外部サイト


「AI・スマート住宅 EXPO」全体に、家電を一括操作できるIoT提案が目立ちました。今後のマンション市場も、スマートマンション+IoTが主流になっていくのでしょう。

マンション・ラボでは、AI・IoT技術を導入したスマートマンションが、居住者の暮らしや意識をどう変えていくのかという点に着目して、今後も情報を提供していきたいと思います。

※記載されている製品・サービス名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※本記事は、2018年12月現在のものです。サービスの内容などは、変更される可能性があります。

2019/01/28