マンション・アフタースクールプロジェクト Part.8~第二回住民文化祭に向けて~

今年の4月に、約200名もの参加者を集めることができた「第一回 住民文化祭」。「有志で集まった住民が、自分の特技や趣味を活かして先生やスタッフになり、住民の交流を育む」という「住民主体」のコミュニティづくりを支援するプロジェクトは、4月のイベント後も、第一回のスタッフを中心に着々と進んできました。そして、ついに11月末に第二回目の「住民文化祭」を開催することになりました。

今回は、4月のイベント終了後から11月末の開催に向けて、「住民スタッフ」が、より自分たちの主体性を強めて参加している様子と、スムーズに事をすすめていくためのさまざまな工夫についてご紹介したいと思います。

前回の様子はこちら

第一回目の反省点

4月のイベントについては、マンション・ラボと放課後NPOアフタースクールが主体となり、有志の住民の方の協力をいただきながら、「住民による、住民全体の交流を目的としたイベント」のいわばトライアルを行いました。結果として200名以上もの住民の方にお越しいただき、大変好評をいただいたものの、以下のような課題も残りました。

「賑わい=交流」ではない

イベントではたくさんの方が参加されて賑わうものの、知らない方同士が話をしたり交流するきっかけにつながるか、といえばなかなか難しいのが現状です。

4月のイベントでも、ものづくりをするワークショップが中心でしたが、作品作りは個人個人で行うため、なかなか交流にはいたらなかったようです。また、ワインテイスティングセミナーではある程度お酒が入って話をするきっかけにはなったものの、テイスティングのみでは終了後にそのまま帰宅する人が多く、連絡先交換など「次」の交流になかなかつながらない様子でした。

大人の交流できる場づくりが大切

4月のイベントは全住民を対象にさまざまなプログラムを用意したつもりでしたが、大きなスペースで行うワークショップのほとんどが「子ども」もターゲットにしていたため、結果的に子どもが中心のイベントになってしまいました。

また、大人の方で参加したくても、小さなお子さんのいる方は預けることができず参加できなかった、というケースもありました。そのため、今後は大人同士の交流がしっかりできるプログラムも必要だという意見もありました。

住民の参加を活発にするには「理事会」の協力が必要

前回のイベントは、あくまでマンション・ラボと放課後NPOアフタースクールが中心となり、有志で集まった住民スタッフの方々といっしょにトライアルを行っただけでした。しかし、今後住民主体で継続して行なうためには、広く住民に伝える、あるいはイベントを開催するための費用を工面する、といったことも考えなければなりません。

そこで重要になるのが、マンション運営を担う「理事会」との連携です。理事会と協力することで、マンション内のオフィシャルな取り組みとして案内できたり、さまざまな確認事項や課題をスムーズに解決することが可能となります。
これらの反省を踏まえながら、第二回目の住民文化祭開催に向けて幕が開きました!

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2013/10/29

プロフィール

平岩 国泰

放課後NPOアフタースクール代表理事。1974年東京都出身。1996年 慶應義塾大学経済学部卒。2004年長女の誕生を機に放課後NPOアフタースクールの活動開始。日本初の“放課後NPO”の活動は、100種類以上の“放課後プログラム”が誕生し、1万人以上の子どもが参加。グッドデザイン賞(2年連続)他各種受賞。