熊本・大分地震への支援と、いますぐできる防災習慣を身につける!

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このたびの熊本・大分地震により被災された皆さまへ心よりお見舞い申し上げます。日本中の皆さんが、被災した地域のことを心配していることでしょう。今回は、いますぐ皆さんができる防災習慣についてお話したいと思います。

いつ災害が起こったとしても!常に心がけている習慣

今回はふだんから私が防災行動として習慣にしていることについてお話します。実はこの記事は、熊本・大分地震が起こる前に書いていました。
私にとってはごく自然な行動なのですが、そこまでできてない方が多いと伺い、記事にすることにしました。

携帯電話はこまめな充電で、いつも100%状態を目指す

会議や講演会で、さまざまな地域・場所へ移動することが多い生活ですが、携帯などの通信機器は、行く先々で電源があれば常に充電が100%の状態になっているようにしています。カフェなども充電可能かどうかで選ぶようにしています。もちろん充電池も持っていますが、携帯本体が常に100%充電状態であれば、その分をプラスして長く使用できます。

スマホに搭載されているリチウムイオン電池は、充電回数が多いとバッテリーが劣化するといわれていますが、劣化するのは1〜2年後のことです。バッテリーの性能が劣化したら、バッテリー交換でしのげます。

今回の熊本・大分地震は、4月14日21時26分、4月16日1時25分と、いずれも夜間に最大震度7の地震が起こりました。一日の終わりの、まだ携帯の充電ができていない時間帯に、もし地震が発生したら? その後の連絡手段が途絶えてしまいます。少なくとも家に帰ったらすぐ、携帯を充電する習慣を身につけたいものです。

常に家庭内備蓄の在庫チェックを

我が家の食料庫ではおよそ1ヵ月分の食料を家庭内備蓄しています。ふだん食べているものが震災時の食料に使える“流通備蓄”方式です。食べながら備蓄する方法なので、いつもうちに1ヶ月分の食料がストックできているか、在庫管理を気にするようにしています。主食、レトルト、缶詰などをなるべくバランスよくストックするようにしましょう。

ふだんから水を大切に使う習慣を心がける

我が家のルールのひとつは、いつ断水しても大丈夫なように、“食べ終わったらすぐに食器を洗うこと”です。シンクに洗い物をためておかず、こまめにその都度洗います。
また、ふだんから、洗い物や歯みがきなどの際に、水を大切に使う習慣を身につけておきたいものです。これまでにも、断水がどれだけ大変なことかを、目にして、体験もしてきました。水はかけがえのないもの。そう心に刻んで、ふだんから行動したいですね。

いま一度室内の安全見直しを

モノや家具が多い家は、それ自体が凶器となります。
たくさんのモノをいかにきれいに片づけるかという収納術だけでなく、いかにモノを減らして防災に役立つかという点にも注目してください。マンションならば、床にモノを置かない・壊れる可能性のある危険なモノを置かないことを心がけるだけでもかなり安全性が向上します。

また、マンション室内での家具固定は必須です。この機会に、室内の安全の見直しを行ってください。「いま震度7の地震がここで起こったら?」という意識と視点で、室内のインテリアを見直しましょう。今日すぐできることが、明日のあなたとその家族を守ってくれるはずです。

告知:熊本・大分地震被害支援金プロジェクト

国崎信江が理事長を務める一般社団法人危機管理教育研究所では、「熊本・大分地震被害支援金プロジェクト」を立ち上げました。皆様のご支援をよろしくお願い申し上げます。詳細につきましては以下をご覧ください。
http://kikyoken.or.jp/kikyouken_kumamoto_shien.pdf

2016/06/14

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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