1週間チャレンジ!「水を使わない災害用トイレの家族体験」実録レポート

大災害が起こったときのための災害用トイレの備蓄品を使ったことはありますか?
「備蓄しているだけではわからない!」と、実際にマンションで1週間災害用トイレのみで過ごした、マンション理事長でありWooマンボープロジェクト代表の濱田晴子さんの家族体験談を伺いました。

濱田さんが災害用トイレチャレンジをした訳

静岡市駿河区のマンション「サーバス草薙運動場前」管理組合理事長を務める濱田晴子さん。濱田さんが個人的に取り組んだ「水を使わない災害用トイレの家族体験」は、静岡テレビ(SBS放送)でも取り上げられました。

——濱田さんが、「水を使わない災害用トイレの家族体験」を試してしてみようと思ったきっかけは何だったのでしょう?

濱田さん
私たちが住む静岡市は、南海トラフ巨大地震の危険が取り沙汰されている地域です。でも実際には、真剣に対策を考えている人はまだまだ少ないです。
私はマンションの管理組合活動に関わるようになってから、個人的にマンション防災について興味を持って真剣に学び始めました。その中で、大地震でマンションでトイレが使えなくなったら大変なことになると知り、自分でもマンションで災害用トイレを使って体験してみようと考えました。

——マンション全体で防災訓練をやることは多いですが、自分で体験してみようというのが素晴らしいですね。

濱田さん
ちょうどうちのマンションで、「チーム・トイレの自由」の長谷川代表を講師に招いた「マンションにおける水を使わない災害用トイレのワークショップ」を開催予定だったということもあります。その前に自分で体験しておけば、よりリアリティのあるワークショップになると考えました。

濱田さんがマンションのトイレ問題を語る上で欠かせないというのが、東日本大震災を千葉県浦安市で体験した漫画家の世鳥アスカさんのエッセイコミック『明日、地震がやってくる!』。液状化によって上下水道が破損し、マンションでお風呂やトイレが使えなくなった被災体験を描いています。

世鳥アスカ著『明日、地震がやってくる!』(KADOKAWA)※外部サイト

1週間チャレンジ!「水を使わない災害用トイレの家族体験」レポート

では、濱田さんが試した「水を使わない災害用トイレの家族体験」の1週間について、毎日のレポート毎にご紹介しましょう。
試したのは、濱田さんと夫の2人。日中は2人とも仕事があるので、マンションにいる時間だけは、自宅トイレに設置した災害用トイレを使うというルールでスタートしました。

こちらはマンション・ラボで災害トイレの使用テストを行ったときの写真。自宅トイレで、水を流さずに災害用トイレを使用する場合は、便器に写真のようにポリ袋をはめ込んで、排水されないようにカバーします。カバーしたポリ袋の内側に、災害用トイレの汚物袋と凝固剤(またはポリマーシート)のセットを設置します。トイレを使い終わったら、固まった汚物をポリ袋ごと取り除いて、新しいセットを設置します。

1日目 案外簡単!?

出だしは好調な様子。しかし水を使えない生活は、ウォシュレット生活に慣れている現代人にはツライ!

2日目 大小の使い分けが必要かも?

災害用トイレは、衛生面から考えても1回毎に使い切りたいもの。でも、災害時に備蓄量の残りが少なくなってきたら? 備蓄量と種類の使い分けを考える必要がありそうです。

▼マンション・ラボで市販の災害用トイレ4種類をテストしたレポート結果も参考に!
災害用トイレはどれが使いやすい? 災害用簡易トイレの使用テスト
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2019/07/22