駐車場は、マンションの中でも部外者が入りやすく、犯罪の発生する可能性が高い場所でもあります。
今回は、駐車場の防犯対策に焦点をあててみます。
マンション駐車場で発生している犯罪とは
マンションの駐車場で発生する犯罪としては、車両盗難・車上狙い・タイヤやホイールなどの部品狙い、カーナビ盗難、パンクや傷などがあげられます。また、建物への落書きや、関連する器物の破損、不法駐車などもあるようです。
防犯対策のチェックポイントは?
1 不審者が出入りしにくい環境をつくる
駐車場に部外者が入りやすい場合は、「関係者立ち入り禁止」や「防犯カメラ監視中」といったステッカーを設置するなどして、心理的なプレッシャーを与えることが有効です。防犯対策をしていることをアピールすることで犯罪の抑止力になり、居住者にも安心感を与えます。また、チェーンをつけて不審者が出入りする際に多少時間がかかる工夫を施すことも有効です。
2 駐車場の明るさを確認
駐車場内が暗いと、防犯カメラも役立ちません。そのため、外灯や駐車場内の明るさを確認し、暗い場合には改善しましょう。また、人が通ると自動的に点灯するセンサーライトは防犯面でも役に立つので、効果的です。
3 死角対策を行う
不審者が隠れやすい「死角」をなくすことが重要です。死角を把握し、防犯カメラやカーブミラーを設置するなどの対策をしましょう。また、防犯カメラの録画状態が鮮明かも確認する必要があります。昼夜を通して車両ナンバーや車種、車両の色、運転手がはっきりと映るような性能のカメラを選ぶと良いでしょう。
4 車内の見える場所に物を置かない
バッグやETCカードなどが車内の見える場所に置いてあると、車上荒らしに遭う可能性が高くなります。車窓カーテンなどを使うなど、車内を見せない工夫も有効です。盗難ブザーやドライブレコーダーなどの設置も良いでしょう。
→マンション駐車場の車上狙い対策とは?
5 小さい子供を駐車場で一人にさせない
少し目を離しただけのわずかな隙に、小さな子供が犯罪に巻き込まれてしまう恐れがあります。ほんの少しの時間でも、小さな子供だけで駐車場に一人にさせることのないようにしましょう。
6 居住者全員で防犯意識をもつようにする
マンション全体で防犯対策に取り組むことも、効果的な対策になります。
不審者を発見したら注意したり、管理組合に報告するなどして、小さな出来事も見逃さずマンション全体で情報を共有することが犯罪の抑止につながります。
→不審者を立ち入らせない!マンション駐輪場・駐車場の防犯対策
いかがでしたでしょうか。
住居者全員の防犯意識が、マンションの防犯力を向上させます。ぜひ一度、ご自分のマンションの駐車場の防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。
2017/04/03