マンションに住むなら揃えておきたい防災用品とは?

災害時にはマンションの管理組合だけではなく、家庭ごとの防災対策も重要です。「誰かが何かしてくれるだろう」と考えるのではなく、個々が日頃から防災意識を持つことで被害拡大を防ぐことができます。
今回は、大きな災害に備えてマンション居住者が備えておきたい防災用品をご紹介します。

食の備え

災害時に支援物質が届くまでは数日かかる可能性があります。いざという時に備えて食料や水を備蓄しておきましょう。スペースの問題はありますが、できれば7日分想定しておくといいでしょう。
電気やガスなどのライフラインが止まることもありますから、カセットコンロなどの調理器具も準備しておくことをおすすめします。あわせて加熱や調理の必要がなく、そのまま食べられる物も備蓄しておくといいですよ。
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災害時は精神的・肉体的にストレスがかかり、食欲がなくなることも想定されます。非常食や保存食は、日持ちするものだけではなく、自分にとって食べやすいかどうかも考慮して選びましょう。ストレスがかかる状態でも栄養がとれるだけではなく、美味しく食べることでリラックスできることもあります。
災害生活時に「美味しいもの」を食べることはとても重要ですから、自分が食べたいものも、ぜひ備えておきましょう。
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トイレの備え

災害発生時、マンションでは断水や配管の損傷によって「水が流せない」事態が発生することも想定されます。水がなくても使える簡易トイレや処理セットは備えておきましょう。また、災害時はトイレットペーパーも入手困難になる可能性もありますので、日頃から余裕を持ってストックしておくと良いでしょう。

災害用簡易トイレも、高品質な抗菌凝固剤が素早く汚物を固めるため、臭いが外に漏れなかったり、約10年間も長期保存できたりと、便利な物も多いです。トイレは我慢することができません。家族全員のことを考え、一定期間困らないよう、十分な数を用意すべきでしょう。おむつや生理用品の備蓄も重要です。
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救急グッズ

地震の場合、大きな揺れによる負傷や、割れたガラスや食器などでけがをすることも考えられます。
また、大規模災害では医療機関が機能しなくなる可能性もあります。やけどや出血などの応急処置ができるよう、救急セットを準備しておきましょう。自分や家族の怪我に備えて、具体的な手当の方法も知っておくと安心です。
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掃除グッズ

割れたガラスや食器などで負傷しないために、掃除グッズを揃えておきましょう。掃除機だけではなく、停電時でも使える「ほうき」や「ちりとり」、細かいガラスの破片を安全に取り除くための「粘着ローラー」「革手袋」などがあると安心です。
ガラス破片を片づける時は、ビニール袋より破れにくくて丈夫な「麻袋」が便利です。また、割れた窓ガラスをふさいだり、危険な箇所を覆ったりするのになにかと万能な「ビニールシート」も用意しておくと安心ですね。

断水・停電対応グッズ

災害時の断水対策として、ペットボトルの水を備蓄するほか、給水拠点から水を運ぶためにウォータータンクを備えておくと安心です。エレベーターが使えない時でも、水を入れたウォータータンクをマンションの自宅まで運ぶことを考え、自分が運べる容量を検討しましょう。10リットルくらいのものであれば、女性でも持ち運びができるでしょう。また、近隣の給水拠点を把握しておくことも重要です。
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また、停電して電化製品が使えなくなる状況を想定し、「明かり」と「情報収集」ができるよう準備しましょう。手回しで発電でき、ラジオや携帯電話の充電機能がついた「多機能ランタン(照明)」が便利です。


いかがでしたでしょうか。いざという時に困らないよう、日頃から必要な防災用品を検討し、準備することが重要です。また、備蓄している食料や道具の消費期限や使用期限を確認することも忘れないようにしましょう。

2017/03/25