クリスマスの電飾火災やイルミネーションのマナーに注意しましょう。

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まもなくクリスマス。最近は家庭でも人気のクリスマスイルミネーションですが、取り扱いには注意を。室内やバルコニーでの電気事故や火災、マナーを考えてみましょう。

室内や室外の電飾飾りには、要注意。

室内に飾ったクリスマスツリーやイルミネーションは、クリスマス気分を盛り上げてくれて楽しいものですが、ツリーや電飾を置く場所や配線には注意しましょう。

飾り付け時の注意点

・リビングにツリーや電飾を設置する場所の近くに、電気ストーブやファンヒーターなどの熱を発する電化製品を置かない。

・電飾を飾り付ける際には、オーナメントやライトが古くなって壊れていないかを確認してから。ゆるんだソケットやコードカバーが割れてワイヤーが露出していないかチェックしましょう。古いものは必ず使用前に新しいものに交換を。

・白熱灯やハロゲンタイプの電飾は、できれば発熱しなくて安全なLEDタイプに交換しましょう。

・延長コードを、窓や扉に挟まない。

・規定の容量以上の電飾を付けない。

・電飾のワイヤーを這わせるときに、ホッチキスなどの金属で留めない。

・ペットがいる家では、コード類をかじられないようにカバーしましょう。

お子さんと一緒にクリスマスの飾り付けを行う際に、上記のポイントをチェックしていただけるといいですね。

また、パーティなどで本物のキャンドルを使う機会も多いかもしれません。電飾への注意だけでなく、本物の火の取り扱いも十分注意しましょう。

留守中も電飾を点けっぱなしにしている人もいるようですが、外出時には電源オフを習慣にしてください。冬場は室内も乾燥しています。楽しいクリスマス飾りから火災を起こさないように、家族みんなで注意しましょう。

バルコニーのイルミネーションの注意点

マンションでも、バルコニーに電飾のついたツリーやLEDのイルミネーションを飾る人もいるようです。しかし、雨風に晒されるバルコニー部分に電飾を取り付けるのは危険です。

電源確保のための延長コードがサッシに挟まれて断線する場合もあります。また、防水処理が施されていない屋内用の延長コードを用いている場合も危険です。

マンションの管理規約や使用細則では、バルコニーにものを置いたり手すりに何かを吊したりすることを禁じています。イルミネーションに関しても、バルコニーに垂らしたりして飾るのはNGです。ただマンション全体でイルミネーションを行っている場合もありますので、管理組合に事前に確認しましょう。

マンションでイルミネーションの設置を許可している場合でも、バルコニーに設置したイルミネーションの点滅が、隣近所の部屋に迷惑をかけることもあります。キラキラした光の点滅が窓に反射して眠れないなどの苦情が出る場合もあります。隣近所に配慮して夜10時以降は点けないなど、使用ルールも決めたいものです。


本来クリスマスのイルミネーションは華やかで見ているだけで心和むものです。一方で火災や事故につながる危険性や隣近所に迷惑をかける場合もあることを念頭に入れて、安全にクリスマスを楽しんでください。

※写真はイメージです。

2015/12/10

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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