管理組合が主催して、「マンション防災セミナー」開催したマンションがあります。住民みんなで地震防災を学ぶ様子を拝見しました。
■鎌倉ロジュマン[神奈川県鎌倉市] (新築年1976年/4棟/557戸)

防災セミナー会場となったマンション内の集会室には、全住戸数の約4分の1にあたる人数が集まった。
最新情報を学び、防災意識を共有しよう

国崎信江さんによる講演内容は、マンション生活に特化した地震防災について。具体的な対応策が多く、来場者の中には熱心にメモをとる方も。
神奈川県鎌倉市のマンションで実施したセミナーでは、危機管理研究所代表の国崎信江さんに講師となっていただきました。
セミナーの内容は、今後予想される大地震での被害想定に始まり、低層階と上層階の揺れの差、室内の安全性を高める方法やマンション全体で行う備えなど、具体的なものばかり。「マンションの居住者は被災後、ライフラインの断たれた自宅で滞留する可能性がある」ことや「被災時には一緒に住んでいることが力になる」といった話には、うなずく姿が多く見られました。
講演後には活発な質疑応答も行われ、今回のセミナーは防災意識を高める有意義なものとなったようです。
セミナー内容の一部を公開!
セミナー参加者の声
災害対策をヒントにして、コミュニティ作りが必要ですね
内容は具体的で参考になりました。地震のときに助け合うため、近所付き合いの必要性を再確認しました(Sさん)。
具体的な例を挙げて説明してもらい、刺激になりました
防災のために、人のつながりを深めたいですね。みんなで防災への関心を高めていかないといけませんね(Kさん)。
マンションと戸建では地震対策が違うことを知りました
災害時、マンション内の滞留生活でのトイレや食事について具体的な情報があり、大変参考になりました(Aさん)。
マンション防災セミナー開催のPOINT

管理組合のK理事長は「地震防災では住民同士の自助努力と助け合いが大切」と語る。
・専門家による最新の地震防災情報が得られます。
・戸建とは違うマンション独自の地震対策が学べます。
・居住者の防災意識を高めるきっかけとしても、有効です。
2011/08/31