災害時、ひとつで何役にも使えるアイテム4選

災害時に活用できるものは、防災グッズだけではありません。身の回りにあるアイテムから、ひとつで何役でも多様に使えるグッズを紹介します。

災害時の活用方法を知って、日用品も防災グッズに!

防災グッズだけでなく、身の回りにある日用品も、災害時にはさまざまなかたちで活用できます。残念なことに、その活用方法を知っていなければただの日用品に過ぎません。この機会に、ひとつのアイテムで多様に使える方法を知り、いざというときに活用してください。

・さらし
最近はさらしをお持ちでない家庭も多いかもしれませんが、薬局やドラッグストア、衣料品店、ベビー用品店などで販売しています。
赤ちゃんのおむつの代用、怪我をしたときの三角巾、包帯、体を保護・保温する布としても活用できます。ふだんは、キッチンや水まわりの掃除に使うなどできますので、ぜひ常備したいものです。

・ラップ
水が使えない被災時には食器にラップを巻いて、都度洗わずに済むほか、ヒモや三角巾替わり、また目のまわりに巻けば簡易ゴーグルとして粉塵除けにも使えます。

・大型ビニール袋
厚手の大型ビニール袋は、収納袋のほかに給水を受け取る際の給水袋、襟と袖ぐりを切ってすっぽりかぶればレインコートや保温シート替わり、トイレの便座にセットすれば簡易トイレ、ゴミ袋などに活用できます。

・ストッキング
ストッキングは止血や三角巾、ヒモとして代用できます。また、着圧ストッキングは、避難所で長時間同じ姿勢でいるときにエコノミー症候群予防に活用もできます。

「しもたか商店街生活防災ハンドブック」

以前、下高井戸商店街振興組合のために監修した「しもたか商店街生活防災ハンドブック」にも、多様に使えるグッズ紹介や、季節別・男女別に必要なグッズなどを紹介しました。

しもたか商店街生活防災ハンドブック

夏場の被災生活には、感染予防や暑さ対策が欠かせません。電力が使えないことを前提にして、蚊取り線香などの防虫対策や衛生面での対策を日頃から考えておきたいものです。


もし災害で何もなくなったとしたら、身の回りにある日用品がどんなことに使えるのか、想像力を働かせて考えてみてください。「何かがなければできない」ということはありません。
“制約”を“創造力”に変えれば、災害の状況下でも逞しく乗り切ることができます。

2015/09/03

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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