大流行する前に!冬の感染症対策を徹底して家族を守りましょう

これからの季節はウイルス性感染症の流行に充分注意する必要があります。ご家庭でできる予防対策をご紹介します。

怖いのはエボラだけではない!ノロウイルス、インフルエンザ、感染症に注意を

エボラ出血熱の流行により日本国内での発生を懸念するニュースが騒がれています。しかしエボラ出血熱については、市民レベルで対策できることは限られています。行政機関や医療機関により国家レベルで感染事例発生を防ぐための対策が実施されています。
厚生労働省:エボラ出血熱に関するQ&A

重要な関心事ではありますが、もっと身近に存在する感染症の流行についても注意を払っていただければと思います。

10月30日には東京都保健福祉局がノロウイルスなどの感染性胃腸炎への注意喚起を呼びかけ、11月4日には大阪などで感染性胃腸炎が流行の兆しであるというニュースが報道されました。そして12月5日には、国立感染症研究所がインフルエンザは全国的な流行期に入ったと発表しました。流行は、今後さらに拡大し、来年1~2月にかけてピークを迎えると予想されています。 これからの季節、ご家庭で早めに予防対策を実施しましょう。
東京都福祉保健局「ノロウイルス等による感染性胃腸炎にご注意ください!11月から2月は集団感染が集中する時期です」
国立感染症研究所

乳幼児や高齢者が危険!感染性胃腸炎の感染経路と症状

感染性胃腸炎は、冬場に流行する代表的な感染症で、ノロウイルス、ロタウイルスなどを原因として、腹痛、下痢、おう吐、軽度の発熱などを主な症状とします。
感染経路には、食品や水を介する経口感染と、感染者の吐瀉物や便を通しての接触感染があります。乳幼児や高齢者などの体力の弱い方が感染すると、下知や嘔吐で脱水症状を起こすために危険です。
厚生労働省:感染症情報(ノロウイルスやロタウイルスなどの情報があります)

うつさないためにはマスク着用、かからないためには手洗い習慣

感染性胃腸炎のほかにも、新型インフルエンザなど、さまざまな感染症があります。特に他の人と至近距離で一緒になることが多い、マンションのエントランスやエレベーター内で、マスクを着用しないで咳やくしゃみをしているのはエチケット違反なだけでなく、もしインフルエンザなどに感染していたら他の人にうつすことにもなります。

多くの人が勘違いをしていますが、マスクはインフルエンザなどにかかっている感染者が他の人にうつさないために着用するものです。かかっていない人が普通のマスクを着用していても感染防止対策にはなりません。

厚生労働省では、咳やくしゃみの飛沫が2メートルほど飛んでしまうことを説明する動画を公開しています。他の人に感染させないためにもマスクを着用することが重要なのです。
厚生労働省「マスク着用の重要性(インフルエンザをうつさないために)」(動画)

感染予防のためには、正しい手洗い方法を知り、帰宅するとすぐに手洗いする習慣を付けることです。
厚生労働省:正しい手洗いの方法(インフルエンザにかからないために)(動画)

流行し始めたら共有施設にも殺菌を徹底

インフルエンザや感染症胃腸炎が流行したら、マンションの共有施設、キッズルームの使用にも注意しましょう。消毒剤を設置して、共用の遊具などには殺菌処理を施します。

実際に流行してしまったら、市販の除菌剤では菌は死滅しません。マンションの共用部分で吐瀉物などを見つけたら、2次感染を防ぐためにも清掃方法については注意してください。マンションの管理員さんと、インフルエンザや感染症が発生する事態になった際にどのように対応するのか、事前に確認しておくのもいいでしょう。ノロウイルスなどに関しては、嘔吐物処理キットなども市販されています。

私は、肌が荒れない天然成分でできた抗菌剤をいつも持ち歩いて、感染予防を心がけています。地震災害などが起こった際にマンションで自宅避難する場合にも、感染症対策は大切です。この機会に、各種ウイルスに関する予防知識を学び、日頃から感染予防を心がけてください。

国崎先生愛用のスプレー

主成分が大豆アミノ酸で肌にも優しい抗菌剤「G2TAMαplus(ジーツータムアルファプラス)スプレー」。抗菌製品技術協議会(SIAA)が設けている、JIS規格(Z 2801)に基づく抗菌基準と安全性基準に適合した抗菌剤を使用しています。(JP0111031A0001J)
(株)Ps&Qs
http://www.peace-cues.com/index.html

2014/12/11

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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