迫る土砂災害の危険、ハザードマップと防災センター活用で土地の危険度チェック

ここ最近の大雨による土砂災害や浸水で、自分の住んでいる土地にどんな災害の危険があるのか知りたいと考えている方々も多いことと思います。ぜひこの機会に、親子で地域の防災センターや体験施設を活用して、土地の災害危険度を学び、ご家族でマンション防災への理解を深めてください。

防災体験施設や防災センターで住んでいる町の災害危険度を学ぶ

防災体験施設や防災センターは日本全国にあります。こうした施設では、その地域の災害特性や過去の災害事例に合わせて、地震・火災・水害などの災害体験や学習ができます。

総務省消防庁:全国の主な防災センター一覧
http://www.fdma.go.jp/html/life/jisyubousai/hp/st.html
※詳しくは最寄りの市町村・消防署などにお問い合わせください。

防災センターは、いわば災害の情報集積所です。自分たちがいま住んでいる町に、どんな災害の危険性があるのか、過去にどのような災害が発生したのか?これらを体験・学習することは、次の防災行動に必ず役立ちます。最近の子ども達は、学校で災害学習を行っています。保護者の方々もその内容を子どもたちから教えてもらい、親子で一緒に防災について考えるいい機会になるはずです。

防災センターへ行く前に、図書館で地域の災害特性の下調べを

防災センターや体験施設に行く前に、図書館の郷土史コーナーやインターネットで公開されているハザードマップで、お住まいの地域の災害特性を下調べしていくと、より理解が深まります。住んでいるマンションの海抜やまわりに川や山があるかなどの地形を確認し、起こりうる災害についてメモします。

研究シートを用意して質問や目的を作成してから行く

図書館やインターネットで調べた自分の住んでいる地域の災害特性をもとに、防災センターで調べる災害の目的を決めます。また、どんな家具固定が地震で役立つのか?土砂崩れや津波の際に逃げるべき場所はどこか?などの質問項目をあらかじめいくつか用意しましょう。

次のページでは、実際に防災センターへ行って、災害体験研究レポートを作成する方法を具体的にご説明します。

次のページ:さまざまな地域の特色ある防災センターで災害想像力を養う

2014/09/05

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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