災害用トイレはどれが使いやすい? 災害用簡易トイレの使用テスト

①ポリマーシートタイプ

【1回の使用方法】

汚物袋1枚+吸水ポリマーシート2枚を使用します。

便器カバー用として、外側に汚物袋をセットします。セットした汚物袋の底にポリマーシートを1枚セットします。

排泄後に上からポリマーシートをもう1枚かぶせてサンドイッチ状にします。

【所感】

便器カバー用の外側にセットする汚物袋まで配慮されている点がよいですね。
ポリマーシートそのものがしっかり吸水してくれるのは嬉しい点ですが、排泄後にシートをかぶせないといけないのが、汚物を見ることになって心理的にちょっと抵抗がありました。
汚物袋1枚で3〜5回使用可能ということで、汚物袋も大きめのサイズになっています。ただポリ袋が大きすぎてゴミが多くなりそうなのが懸念点ですね。

②粉末凝固剤タイプ

【1回の使用方法】

排便収納袋+抗菌性凝固剤(高分子ポリマー)1袋

便座に排便収納袋をセットして排泄後に、粉末凝固剤を振りかけます。

凝固するとこのくらいの感じになります。使用後は自治体指定のゴミ袋などに入れて廃棄します。

【所感】

添付の排便収納袋は、浅めの横長タイプとなっています。浅目ですから排泄物の重さでずれてくるかもしれません。便座からはがれないようにテープ止めしておくとよいでしょう。

①のシートタイプとはちがい、直接ポリ袋に排泄するので、ジョロジョロという排泄音が嫌悪感を増したり跳ねたりするかもしれませんね。凝固剤をかけてから30秒ほどでスピーディに固まりましたので、その部分は安心でした。

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2014/08/11

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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