スマホに「使える防災アプリ」を入れて、スマート防災

災害・防災情報をいち早く共有できるインターネット情報網の活用

2月14日から降り続いた大雪は、交通網をストップさせ、積雪により陸の孤島を生み出すなど、各地の都市機能を麻痺させました。私も講演先の山梨県のホテルで足止めされ、自宅へ戻ることもできず数日を過ごしました。

自治体や国の対応が遅れ、マスコミも取り上げることがない状況の中で、孤立した山梨県やその他地域の災害情報共有として大いに役立ったのがFacebookやTwitterなどのインターネットでした。

私も、Facebookを通して山梨の災害の状況を発信し、皆さんからの励ましの声や、食事の援助を呼びかける善意の人々の情報発信にも力づけられました。

この大雪では、高速道路で車中泊を余儀なくされた方々も多くいらっしゃいました。今回は、大雪での綴じ込めや地震などの自然災害時に役立つ、スマートフォンの防災アプリを紹介します。

国崎がインストールしている防災アプリ

私はiPhone5を使用していますが、基本的に以下のような防災アプリをインストールしています。無料のものばかりです。Androidでも似たような防災アプリがあると思いますので、お探しいただけたらと思います。

【災害用伝言板】

安否情報の登録、確認、削除。あらかじめ設定した家族のメールアドレスに、災害用伝言板にメッセージが登録されたことを自動送信もできます。

https://itunes.apple.com/jp/app/zai-hai-yong-chuan-yan-ban/id425650996?mt=8

【Yahoo!防災速報】

登録した地域の、地震、ゲリラ豪雨、津波、気象警報、避難勧告などをプッシュ通知します。

https://itunes.apple.com/jp/app/yahoo!-fang-zai-su-bao-zhen/id481914139?mt=8

【ゆれくるコール】

これはどなたもインストールされていると思いますが代表的な地震速報アプリです。気象庁が配信する緊急地震速報をプッシュ通知で受け取ることができます。

https://itunes.apple.com/jp/app/id398954883?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

【NHKネットラジオ らじる★らじる】

NHKラジオの第1、第1、FMが聞けます。日本全国が聴取可能エリアなので、ネットにつながれば、ラジオ情報を得ることができます。

https://itunes.apple.com/jp/app/nhknettorajio-rajirurajiru/id473937342?mt=8

【radiko.jp】

地上波ラジオ放送をスマホで聞けます。放送エリアに準じた地域に配信するサービスです。

https://itunes.apple.com/jp/app/radiko.jp/id370515585?mt=8

【コンパス】

iOS 7 の標準アプリです。避難する際にも、何かとコンパスは重要です。地面に対して水平かどうか、垂直 (90度) かどうかを測る「水準器」機能も付いています。

【懐中電灯】

閉じ込め時の合図にも使えるストロボモードやSOSのモールス信号を点滅させる緊急ビーコン付き懐中電灯。かなり明るく照らし出してくれます。

https://itunes.apple.com/jp/app/id380248105?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

【お父さん安心ライト】

ライト、警報音を鳴らすブザー、地図がセットされたアプリです。iPhoneを振るだけでもライトを点灯・点滅でき、防犯面でも安心です。

https://itunes.apple.com/jp/app/id380248105?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

【もしゆれ】

防災科学技術研究所の提供する全国地震ハザードの公開API (J-SHIS Web API)と自分撮りカメラのマッシュアップアプリ。

「もしゆれ もしもいまここで大地震の揺れに見舞われたらワタシはどうなる?」というタイトル通り、自分がいる場所で大地震が発生した場合の想定被害結果を、その場で撮影した自分の顔写真に写し出してくれます。防災を考えるきっかけづくりに役立ててください。

https://itunes.apple.com/us/app/moshiyure-moshimoimakokode/id523545683?mt=8

外出時には必ずスマホの充電池も!

このように防災に役立つスマホですが、災害時に電池切れになる場合に備えて、充電池も必ず携帯しておきたいものですね。


災害にはいつ巻き込まれるかわかりません。今回の私のように外出先で被災することもあります。私はいつも携帯バックや旅行用キャリーに防災用品を入れていますが、幸いにもホテルに滞在できたので使用するには至りませんでした。

被災して思うのは、最新情報をどこで得られるかということです。現状どのような状況であるのか、いつまでこの状況のままなのかについては、やきもきしながら情報が更新されるのを待っていました。

FacebookやTwitterを活用して自分の置かれている状況を伝えることも忘れてはなりません。被災地圏外では被害の規模や支援の必要性について情報が伝わっていないこともあるからです。

その意味でもスマートフォンやiPadなどに必要なアプリを入れておくと心強いです。個人的には、災害時の状況を反映するアプリが重宝しました。情報の更新頻度や信頼性などから、必要なものは有料であってもダウンロードしておく、というのが教訓となりました。

2014/03/31

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


株式会社危機管理教育研究所

一般社団法人危機管理教育研究所