災害の記憶を毎日の防災へつなぐために~防災カレンダーの活用~

災害を記憶することの大切さを伝えたい

国崎信江監修 防災カレンダー2014年「生きる」 (写真は、よりみち街道『中越』フォトコンテスト入賞作品より)

東日本大震災や新潟県中越地震は記憶に新しいものですが、やはり時間が経つと共に、人々の心に刻まれた災害の怖さや記憶は薄れていくものです。

過去に起きた災害は、繰り返し発生すると言われています。

東日本大震災の前にも、太平洋沿岸の東北地方では繰り返し大きな津波に襲われ多くの尊い命が失われた災害の歴史があります。

悲しみを教訓とし、復興したまちや守られた命を未来へつなげるために、私達は、過去の災害の記憶を「学び」に変えて受け継いでいかなくてはなりません。

災害の記憶を忘れないために、先般、『防災カレンダー2014年「生きる」』を監修いたしました。

災害の記憶を忘れないため、365日毎日目にする卓上カレンダーに、国内外の災害史から人々の記憶に残る大災害をピックアップし、さらに毎月の防災ワンポイントアドバイスを記載しています。

カレンダーをめくっていただくとわかるのですが、地震、豪雨、津波、大火、噴火、水害、竜巻、噴火など、昭和から平成にかけての期間だけでも、実にさまざまな自然災害が発生してきました。大正の関東大震災、明治の庄内地震も、決して忘れてはいけません。

これら災害を乗り越え、その体験や記憶を後世の人々に語り継ぎ、最新研究や知見を積み重ねていくことで、防災に強い国として成長していくのだと思います。

ご家庭でも防災カレンダーを使うことで、日々の防災のリマインドにご活用いただければ幸いです。

新潟県中越地震からの復興に学ぶ

防災カレンダーの写真は、2004年10月23日に発生した新潟県中越地震の被災地の写真コンテスト入賞作品から使わせていただきました。

マグニチュード6.8、震度7を記録したこの直下型地震から、10年という年月をかけて、中越の人々は力強く立ち上がりました。そのめざましい復興の様子は、よりみち街道『中越』フォトコンテスト入賞作品を通して感じることができます。

また、10月23日を語り継ぐための取り組みも「中越メモリアル回廊」サイトでご覧いただくことができます。おぢや震災ミュージアム そなえ館では、「語り部」として登録されたさまざまな方々の講話を聴き、防災学習を体験することができます。これも、体験を語り継ぐための大切な取り組みです。

中越防災安全推進機構:中越メモリアル回廊
http://www.c-marugoto.jp/index.html

防災カレンダーは、危機管理教育研究所HPでお申し込みを承っています。お気軽にお申し込みください。

危機管理教育研究所HP:防災カレンダーお申し込み
http://www.kunizakinobue.com

カレンダーの売上の一部は、被災地支援活動に寄付しています。

カレンダーの「毎月の防災のススメ!」を日々のリマインドに!

防災カレンダーには、「コツコツ防災のススメ!」など、毎月の「防災のススメ」情報を記載しています。防災は、日々の積み重ねで築き上げていくものです。日々の防災が、万一の災害発生時に役立つことは、さまざまな災害体験からも証明されています。防災カレンダーを、日々の防災リマインダーに活用していただくことで、ご家庭の防災につなげていただければ幸いです。

現代の私達には、安全な未来のためにマンション防災を語り継ぐ使命があります

過去の災害の教訓に学ぶことはもちろん、現代という都市に生きる私達には、マンション防災の大切さをしっかりと実施し、より多くの人々に広めるという使命があります。

自宅を万一のときに危険な場所にしないために、日々のマンション防災を積み重ね、自分や家族を守り、マンション全体で共助の仕組みをつくっていくことが大切です。

災害大国日本が、防災大国として成長するために、これからも一人一人の防災意識を高め、マンション防災の取り組みを堅固なものにしてまいりましょう。

その他記事もぜひご覧ください。

地震防災の教科書~マンションで安全に暮らすためにいましておくこと、いますぐできること。

2013/12/27

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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