国崎流「流通備蓄」のススメ:栄養満点の乾物類を積極活用

和食の乾物類は、安価で栄養価が高く、非常時に大活躍

切り干し大根、干し椎茸、昆布、ひじき、わかめ。皆さんの家庭には、これら乾物類のストックはありますか?

東日本大震災後しばらくは、関東圏のスーパーマーケットから、生鮮食料品やごはん・パンなどが姿を消しました。災害後から物流が回復するまでの時期、家庭で活躍するのが高野豆腐やお麩、切り干し大根、ひじき、豆といった乾物類です。若い世代の世帯では昔ながらの乾物類をふだん使うことがないとも聞きますが、災害時に重宝するのが、ミネラルやビタミン豊富な乾物類なのです。

たとえば、切り干し大根は、カルシウム食物繊維・ビタミンが豊富。高野豆腐は、肉・魚などが入手できない時のタンパク質として栄養価の高い大豆食品。昔ながらの乾物類は、栄養面で災害時にぴったりな食品です。
使い方も和食だけでなく、洋風レシピも豊富ですので、ふだんから、こうした乾物類を和洋中のレシピでアレンジして毎日使っていると、何かあった際にもすぐ使えます。

インスタント味噌汁やふりかけも非常時に活躍!

インスタントスープや味噌汁も、さまざまな具材が入っていて、非常時に温かい食べ物がほしいときに重宝します。他にも、ふりかけやお茶漬けのもと、海苔なども、味のバラエティに便利です。

急に食べない乾物類をストックしても、食べないままに消費期限が切れてしまいます。ふだん好んで食べる乾物の種類やレパートリーを増やすことが、「流通備蓄」につながります。まずは、防災の視点で乾物類のストックを見直してみませんか?

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※写真はイメージです。

2013/01/31

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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