マンションの窓ガラスが割れたら?いざというときの破損対処法

もしマンションで地震災害に遭ったときに、こんなことが起きたら?起こりうる具体的なケースを例にとって、その対処策をアドバイスします。

Q.窓ガラスが割れたとき、風・雨・侵入者を防ぐための備えがある。

Q.窓ガラスが割れたとき、風・雨・侵入者を防ぐための備えがある。

マンション・ラボで実施した「マンション防災意識アンケート」の結果によると、窓ガラスが割れたときの備えをしておらず、窓ガラスが割れる危機感を持っていない方がほとんどであることがわかりました。

「マンション防災意識アンケート」調査結果の詳細はこちら

マンションの窓ガラスが割れるシチュエーションとは?

ガラス破損「マンションの窓はしっかりしているから割れることはない」と思いこんでいるかもしれませんが、実はそうではありません。マンションでは居住階が高くなればなるほど、大きな横揺れによる危険が高まります。横揺れで、家具が倒れ、小物が飛び、家具のガラス類はもちろん窓ガラスも割れる危険性が高くなるのです。

まずは窓ガラスが割れるのを防ぐために、事前に対策しておくのが一番です。窓ガラスには、飛散防止シートを貼っておきましょう。

もし窓ガラスが割れたら、家にあるものを活用する

もし窓ガラスが割れたら、家庭内にあるものを利用して窓を覆い、雨・風・侵入者を防ぎます。被災後しばらくマンションに留まる場合は、このような対策を施す必要があります。

[家庭内にあるもので代用できるもの]
  •   背の高い家具
  •   レジャーシート
  •   撥水加工のビニールのテーブルクロス
  •   お風呂のフタ
  •   レインコートや雨合羽

すべての窓面を覆いきれない場合には、ガムテープでうまくつなげるなど工夫してください。またヒビが入った窓ガラスは、ガムテープでこれ以上割れないようにします。割れたガラスを片づけるために、停電時でも使えるホウキとチリトリがあるとよいでしょう。

被災時には、想像力を働かせ、身近にあるものを代用品として使う知恵が大切です。災害時に家族を守るためにも、いざというときのシチュエーションを具体的に想像して、備えをしておきましょう。

2011/09/14

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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