教えて!スノーピークさん アウトドアはマンション防災に役立つ!?

新緑の季節を過ぎ、梅雨が明ければ、きらきらと太陽が輝く初夏がやってきます。海遊びも山遊びも楽しいシーズン。都会を抜け出して、アウトドアレジャーへ向かう方も多いのではないでしょうか?

さて、今回のテーマは、アウトドア×マンション防災。

というのも、東日本大震災の際には、飲料食や保存食、電池などとともに、アウトドアギアのLEDランタンなども売り切れました。苛酷な自然のなかでの使用を想定したアウトドアの道具たちは、きっと使い方次第でマンション防災の助けになるのではないかと思うのです。

アウトドア×防災 マンション住民意識調査!

というわけで、まずはマンション・ラボにてアウトドア×防災についてのアンケート調査を実施。

マンションにお住まいのみなさまのアウトドア好き度やアウトドアギア所有者の割合、さらに「防災に役に立ちそう」だと考えている道具などが見えてきました。

「キャンプなどのアウトドア活動はお好きですか?」という質問に対しては……

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はい→30.6%(1,038人)
いいえ→34.7%(1,174人)
どちらでもない→34.7%(1,174人)
見事に3分の1ずつで意見が割れました。

続いては「アウトドア用品をお持ちですか?」という質問。
これに対しては、

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はい→29.2%
いいえ→70.8%
「はい」とお答え頂いた方は、前の質問でも「はい」と答えたアウトドアが好きと答えた方が多いはず。となると、アウトドアが好きではない&特に興味がない人にとっては、アウトドアギアはなかなか手が伸びないアイテムなのかも知れません。

さらなる質問は「地震などの災害時に、アウトドアの経験は役立つと思いますか?」

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はい→75.5%
いいえ→5.8%
わからない→18.8%
こちらの設問では「災害時にアウトドア経験は役に立つ」と考える人が全体の3/4以上!

その理由としては挙げられたのが、以下の理由でした。

とても活かせる事が多い、トイレ、水を最小限度で使用して食事など作るかなど(50代女性)

テントを張って温かくして眠る方法を知っていたり、効率よく食事の準備や片づけをすることができそうだから(30代女性)

屋外で、日用品が不十分な状態で、比較的長時間過ごすことに慣れていたり、有り合わせの食材と道具で食事を用意したりする経験があるかどうかはやはりサバイバルの上で大きな要素になると思う(50代男性)

若い時代によく登山したので、テント生活・野外炊爨など所謂キャンピングの心得はある。今では、それらの用具類は手許にないが、昔の経験は役立つと思う(60歳以上男性)

など。

一方、少数だが「役に立たない」という意見も。もっとも多かったのが「レジャーと災害は違う」(40代男性)といった内容の意見でした。

最後に「災害時に、特に役立つと思うアウトドア用品を3つ教えてください」という質問です。

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1位. 寝袋(シュラフ)→1531票
2位. 水タンク→1183票
3位. 懐中電灯→1111票
4位. コンロ・ガスバーナー→759票
5位. テント→718票

う~ん、なるほど。みなさん、停電や断水が予想される被災時の滞留生活や避難生活をイメージして、上手に役に立ちそうなアイテムをチョイスされています!

アンケートの詳しい結果はこちら
防災とアウトドアに関するアンケート、結果発表!

さて、ではアウトドアの経験や道具は、どのようにすればマンション防災に活かせるのか。実はそのコツを聞くために、日本が世界に誇るアウトドアブランドの雄「スノーピーク」さんの意見を聞きたくて、新潟県三条市の「スノーピーク ヘッドクオーターズ」まで行ってきました!

駅から車で30分!の本社にやってきました。外観が素敵です。

開放感のあるオフィス。まるで日本ではないみたい。

さて、こんなおしゃれなオフィスで取材班を迎えてくれたのは、同社の片山誠司さんでした。アウトドアに精通する片山さんは、新潟県中越地震や東日本大震災の際に現地に入り、アウトドアボランティアスタッフとして活動した経験を持つ方。

片山さん!アウトドア×防災のアンケート結果をご覧になって、いかがでしたか?

「興味深いですね。『特に役立つと思うアウトドア用品』の上位5位は、納得の内容。これまで、何度か被災地の状況を見てきましたが、ランタンや寝袋、ガスバーナーなどは、実際とても役に立っていましたから。ただ、大切なのはこれらのアイテムを揃えることではなく、“普通に使える”ようになっていることかもしれませんね」

“普通に使える”とは? 片山さんの真意は次のページで!

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2013/06/21