国崎流!理想の「防犯エレベーター」をマンションに!イメージ編

マンションに設置したい「理想の防犯エレベーター」のアイデアをイメージスケッチに起こしてみました。エレベーターの改修や防犯強化をお考えの管理組合の方にぜひご覧いただきたいと思います。

エレベーター内を、外からも中からも「見える」化

いままでの防犯記事でマンションのエレベータの防犯についてお話ししてまいりました。

「国崎流!理想の防犯エレベーター」をマンションに!

今回は、国崎が考える「理想の防犯エレベーター」をイメージスケッチ化してみました。

エレベーター内にいる人も、外にいる人も、誰もがエレベーター内の様子を「見える」化することで、防犯効果が高まります。

たとえばマンションに2機エレベーターがあれば、そのうち1機だけでも「防犯エレベーター」としての機能を備えていれば、居住者が選んで使えます。

構造上の問題もあるかもしれませんが、これからのマンションについては発想を変えて、密室をオープンにするという前提で計画していただきたいものです。

国崎流「マンションの理想の防犯エレベーター」カゴ内部


A:前方に防犯カメラを設置
B:カゴ後方の様子がわかるモニター(または鏡)を前方に設置
C:緊急時にマンション管理者に異常を知らせる通報ボタンを設置
D:扉は、内部にいる人の頭から足元まで見えるシースルー(足元まででなくても、小さいお子さんが確認できる高さまで見えるように配慮)
E:省エネかつ照度をアップした、明るくクリアなLED照明
F:後方にも防犯カメラを設置
G:災害時の閉じ込め対策にジャッキやバールを収納

外から助けられる仕組みづくり

万一事件が発生した際に、外にいる居住者がすぐ助けられる仕組みづくりも大切です。

各フロアのエレベータ横には、カゴ内の様子が見えるモニター、緊急時に異常を知らせることができるように、赤色灯の光と音で館内に事件発生を知らせる防犯ブザーを設置します。また、「24時間監視中」の防犯ステッカーも効果的です。

このように、犯罪発生を未然に防ぎ、万一発生した際にも居住者が助けられる仕組みをつくっていきたいものです。

マンションの理想の防犯エレベーター前面

A:モニターを前に設置
B:「24時間監視中」のステッカーを設置
C:各フロアに防犯ランプを設置。内部で押されると、音と光で外部に知らせる
D:シースルーの扉だと、外部監視効果が生まれる

マンションのエレベーターの防犯対策これまでの記事まとめ

これまでのエレベーターに関する記事はこちらです。

マンションのエレベーター、万一のときに助けが呼べるか?が重要
「国崎流!理想の防犯エレベーター」をマンションに!
マンションのエレベーター防犯、危険回避のチェックポイント

「マンション防犯・対策のカギ」では、理想の防犯エレベーターについてお話ししてきました。これを夢物語に終わらせないためにも、皆様からのアイデアや意見をいただきつつこれからも検討していきたいですね。ご意見お待ちしております。

2013/07/04

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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