防犯面で注意したいマンションの表札の表記

表札、つけていますか?

マンションの集合ポストや、玄関扉のネームプレート箇所に表札をつけている方は、どのくらいいらっしゃるでしょう?マンションでは、表札をつけないという方も多いようですが、集合住宅というコミュニティでは、やはり表札で名字を知ることが会話のきっかけにもなりますので、きちんとつけたいものです。ただし、表札は、不特定多数の人に個人情報を晒すこと場合もあることをお忘れなく。防犯上注意して、表札を掲げましょう。

防犯効果の高いマンションの表札とは?

防犯面に配慮した表札の取り扱いについて、ポイントをいくつかご紹介します。

1.家族全員のフルネームを表記しない

家族全員の名を表記するのは、不特定多数の人に家族構成や名前を知られてしまう危険性があります。オレオレ詐欺などでは、子どもの名前を使って電話してくるという手口もあります。お子さんが成長して家を出たあとも、家族全員の名前を記している表札を見かけますが、これもやめた方がよいでしょう。

2.名字の漢字・読み方を公にしない

名字の漢字もなるべく公にしないで、たとえば英語表記だけにするなどしましょう。国崎家の場合は、名字のアルファベット表記にしています。郵便物はアルファベット表記でも届きます。アルファベット表記にしていれば、名字の漢字がわからないため、犯罪者により多くの情報を与えないという予防につながります。

ただし、逆にいろいろな読み方が可能な方や難しい読み方の名字の方—たとえば「羽生(はにゅう/はぶ)」さんや「豆腐谷(とらたに)」さん—などの、漢字だけではどのように読むのかわからない名前は、アルファベットにすることで読み方を教えてしまいますから、漢字の表記であったほうが声掛けされにくくなるでしょう。このように、犯罪者に多くの情報を与えないという意識のもと、フレキシブルに判断しましょう。

また、ネームプレートを手作りする方もいらっしゃると思いますが、フォントデザインに凝っても、個人情報は盛り込まないことを徹底してください。

3.ポストはしっかり施錠して個人情報を守る!

表札以外にも注意することはあります。たとえば郵便ポストは、個人情報を守る意味でもしっかり施錠しましょう。チラシを取り除かないで、郵便物だけをとっていく人もいますが、ポストからチラシが溢れていたり、だらしない様子が垣間見えたりすると、犯罪者につけ込まれやすくなります。


マンションの表札は不特定多数の人が目にするものと考えて、個人情報を出し過ぎない!ことに注意しましょう。

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※写真はイメージです。

2012/11/02

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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