マンションのドアスコープからの侵入手口や、のぞきなどの犯罪手口をご存じですか? ふだんあまり意識しないドアスコープですが、今一度その安全性を見直しましょう。
マンション扉のドアスコープを狙った犯罪の手口
ドアスコープを狙った犯罪には、以下のような手口があります。
ドアスコープからの侵入犯罪サムターン回し
侵入犯罪の手口には、ピッキングの他に、ドアスコープを外した穴から針金を通してドアの内鍵(サムターン)を回して開ける「サムターン回し」という手口があります。
部屋の外からドアスコープで室内をのぞくことができる?
内側にのぞき防止カバーがついてないドアスコープの場合、専用の器具を使えば、ドアスコープからかなり広い範囲の室内をのぞくことができます。
鍵をかけたからといって安心して着替えていたら、実はドアスコープからのぞかれていた、なんてことも。このように、室外の安全をチェックするためのドアスコープが、実は外側からの犯罪の手口に利用されてしまう危険性もあります。ドアスコープの防犯対策をしっかりと施しましょう。
防犯ドアスコープかどうかを確認
我が家のドアスコープはどんなタイプか確認する
まず、マンションの玄関扉のドアスコープの有無(最近のマンションではついていないものもあります)、ついている場合にはのぞき防止カバーの有無を確認しましょう。
また、ドアスコープを外から外そうとした形跡がないか、外から取り外しのできるタイプかどうかもあわせてチェックしましょう。外から取り外しができない防犯ドアスコープに自分で交換することもできます(※お住まいのマンションの管理規約をご確認ください)。
防犯ドアスコープ商品に付け替える
DIYショップやアマゾンなどでも、のぞき防止カバーや、外から取り外せない防犯ドアスコープを販売していますので参考にしてください。
快適防犯超広角NEWドアスコープ180 ゴールド 2063
株式会社ノムラテック
オートロックのマンションの場合、エントランスのモニター付きインターホンで訪問者を確認したからといって、ドアスコープで確認せずにいきなり扉を開けてしまう人も多いようです。これは危険な習慣です。マンションでは、エントランスと玄関扉の二重のチェックで訪問者を確認することができるのですから、ぜひふだんからドアスコープを活用する習慣をつけましょう。
※写真はイメージです。
2012/03/12