留守番する子どもを危険から守るために!

小さいお子様には一人で留守番させない!それが基本です

防犯・防災上の観点から、小学校6年生以下のお子様には、まずは絶対に一人でお留守番をさせないように心がけてください。アメリカでは、何歳以下の子供を一人で留守番させてはいけないという厳しいルールが州ごとに設定されているほどです。日本でも、宅配便や郵便局員を装って、留守宅の子どもを狙う事件が発生しています。子どもを一人にして、万一犯罪や災害に巻き込まれてしまったら、それは親の責任でもあります。
それでも、共働きのご家庭などで、やむをえず子どもにお留守番をさせる必要がある場合には、「マンションのセキュリティを過信しすぎない。子どもの対応を過信しすぎない」点に留意して、次に説明することを子ども達にしっかりと教えてください。

第三者に留守番を気付かせないために、子どもに教えておくこと

やむをえず子どもを一人で留守番させる場合には、第三者に「室内に子どもが一人だと気付かせない」「親がいるように見せかける」ことが重要です。たとえば、留守だとわかっていても、外出先から帰ってきたら「ただいま」といって自宅に入るように教えるなど、普段から子どもが防犯を意識するように躾けましょう。

留守番中、これだけはさせないようにする

・ ドアを開けない
・ チェーン施錠を外さない
・ インターホンにでない
・ 電話にでない

ただし年齢に関係なく、上記のことができない子どもには、お留守番をさせないという決断が必要です。

もしインターホンに応答してしまったら、親が家にいると思わせる

うっかり子どもが電話やインターホンに出てしまった場合も想定し、あらかじめ「お母さんは風邪で寝ています」など、家族が家にいると思わせるようにしましょう。うまくできない子どもには、インターホンに出てしまっても喋らずに切るよう教えます。特に、留守番中にくる可能性の高い宅配便や郵便については、応対しなければ不在通知が入ります。子どもに荷物の受け取りを頼んだりしないようにしましょう。

親として、子どもに留守番をさせない努力をする

ご近所付き合いやママ友の交流を生かして、お友だちに子どもを預けられるような人間関係を築いておくことも大切です。ご近所に預かってくれる人がいない場合は、在宅保育を行ってくれる保育ママ制度や、ファミリーサポートセンターを活用するのもよいでしょう。「本当に、子どもに留守番を頼んで出かける必要があるのか」をいつも自問自答して、極力子どもにお留守番をさせないよう心がけましょう。

※この写真はイメージです

2012/01/27

プロフィール

国崎 信江

危機管理アドバイザー。危機管理教育研究所代表。女性として、生活者の視点で防災・防犯・事故防止対策を提唱している。文部科学省地震調査研究推進本部政策委員、防災科学技術委員などを務める。講演活動を中心にテレビや新聞など各メディアでも情報提供を行っているほか、被災地域で継続的な支援活動も行っている。

おもな著書に『大地震対策 あなたと家族を守る安全ガイド : ビジュアル版』(法研)、『震度7から家族を守る家: 防災・減災ハンドブック』(潮出版社)、『マンション・地震に備えた暮らし方 (地震防災の教科書)』(つなぐネットコミュニケーションズ)などがある。


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