[メキシコ・メキシコシティのマンションライフ] 陽気な街のマンションはセキュリティ重視

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メキシコシティってこんな街

Hola! ここ、メキシコシティはメキシコの首都。国の中央部にあります。ラテンアメリカ経済の中心地のひとつといわれるほど、経済発展が目覚ましい街です。市内にはおよそ900万人が生活し、周辺の市町村を含めると、人口は2,000万人を超えます。1年を通して最高気温は20度から25度くらいの温暖な地域です。でも、昼夜の寒暖差は15度にもなりますから、みなさんがこの街に来るときには羽織るものを持ってきて、風邪をひかないように注意してくださいね。

メキシコシティの見所はたくさんありますよ。例えば、世界文化遺産になっている「メキシコシティ歴史地区とソチミルコ」や独立記念の塔。ほかにも、毎年多くの観光客が訪れているのは、「メキシコ国立人類学博物館」ですね。メキシコ古代文明からはじまる、この国の歴史が分かります。

メキシコについて知っておいてほしいのは、スペインとの関係ですね。16世紀初頭にスペイン人が上陸して以来、先住民文化とスペイン文化がからみ合っているんです。ですから、各地のお祭りや市場では、この国独自の民族色がみられます。

街のランドマークとなっている「メトロポリタン大聖堂」。大聖堂が面しているソカロ広場周辺には、アステカ王国時代の遺跡が多く残る。(C) Shutterstock

メキシコ料理はお好きですか? メキシコ料理は多くの国で食べられていますが、やはり本場のタコスは一味違いますよ! ちなみに、タコスを食べようとして本格的なレストランに入っても、メニューにないことが多いんです。なぜならタコスはもともと軽食。本場のタコスを味わうなら、屋台で買って道端でかぶりつくのがおすすめです。

これぞ、本場のタコス。ライムをかけるとさっぱりとした味わいになる。(C) Shutterstock

メキシコシティで一番美しいとされているのは、サンタ・フェ地区です。高層ビルが建ち並び、高級レストランや南米最大のショッピングモール、さらに3つの大学もある近未来都市です。でも、かつてここは、“ゴミ捨て場”と揶揄されるほど劣悪な環境でした。1985年に起きたメキシコ地震をきっかけに開発が進み、現在のような街並みに変貌したんです。

近代化が進むサンタ・フェ地区。このエリアには日本を含む先進国の企業も多い。

マンション、お宅拝見!

それでは、私と妻が住んでいるマンションを紹介します。マンションがあるのは、先程お話ししたサンタ・フェ地区です。メキシコシティの中心部からクルマで約30分のところ。間取りはキッチン、リビング、バスルーム、寝室、プライベートルーム、バルコニーがあって、広さは100㎡ほど。夫婦2人には十分過ぎる広さの住居です。

メキシコのデザインを強調したような石張りのマンション。

広々としたキッチンとリビング。休日には友人たちを招いて食事会を楽しむ。

私の大好きな場所はキッチンです。タイル張りの床で、天井からぶら下がる照明がカウンターを引き立ててくれています。遊びに来た友人たちの評判も上々です。また、バスルームはオシャレな造りになっていて、バスタブの横のシャワーブースはお気に入りですね。

シンプルでコンパクトなバスルーム。バスタブよりもほとんどはシャワー利用だそう。

ベッドルームにはキングサイズのベッド。爽快な朝を迎えられるという。

住民みんなの共用スペースはいくつかあります。なかでも中庭が最高です。天気のよい休日には、住民たちが中庭の芝生に寝そべり、日焼けに勤しんで賑わいます。年中温暖なメキシコならではの光景です。ほかにも共用プールがあり、朝7時から夜9時まで自由に泳げます。ここの住民は、みな体を動かすことが大好きで、よく泳いでいます。

メキシコシティのマンション事情

メキシコシティはいくつかの居住区に分かれています。それぞれの環境は異なりますが、マンション価格はこのところ軒並み上昇中です。平均的なマンションの部屋は十分に広いと思います。ただし治安が悪いため、市内のマンションには24時間体制の警備員がいるのが当たり前。比較的安全なサンタ・フェでも、警備員のほかにカードリーダーつきのエレベータが備えつけられるなど、セキュリティは厳重です。管理費はこうしたセキュリティに加え、配水管、ガス、電気設備などの維持管理に使われます。

共用のプール。早朝に泳いでから出勤する人も多いそう。

マンションのインターネット環境は充実していて、手続きをすれば有線・無線ともにすぐ使えます。また、街中のいたる所にインターネットカフェがあり、気軽に利用することができます。メキシコの電圧は127ボルトの60ヘルツなので、日本の家電製品がそのまま使えます。日本製品を目にすることも多いですよ。

決められた時間になるとスプリンクラーが作動するので、中庭の芝生はいつも青々としている。

ゴミは燃えるゴミと燃えないゴミに分け、外のダンプスターに捨てるだけ。その後は管理人が処理をしてくれます。メキシコでのゴミ分別の表記は、無機物(もえないゴミ)と有機物(燃えるゴミ)です。ペットボトルのリサイクルについては、まだまだ他国ほど意識されていないと思います。

共用のプール。早朝に泳いでから出勤する人も多いそう。

もし、みなさんがメキシコシティで暮らすようになっても、すぐに慣れてもらえると思います。メキシコ人は陽気な性格ですからね。顔を合わせれば初対面でも話しかけてくるのがメキシコ人。

とくにマンションなら、住民同士のコミュニケーションがとりやすく、友だちがすぐにできるのでおすすめです。

街には日本食レストランやアジアンスーパーがあって、何度か通えば店員さんたちと顔なじみになってしまうはず。

メキシコには親日家の人が多いんです。みなさんにとっても、メキシコシティはとっても住みやすい街だと思いますよ!

【ライター】ホセ・ガルシア
外資系企業の会社員。日本人妻との2人暮らし。妻とは日本への留学中に出会い、結婚した。

※掲載情報は原稿作製時のものです。
※ライターの自宅マンションというプライベート空間を撮影する関係上、ライター自身で撮影を行っています。一部、見にくい写真もあるかと存じますが、ご理解・ご了承のほどお願いいたします。

2013/09/24