[ケニア共和国・ナイロビのマンションライフ] ナイロビのマンションは、動物たちに囲まれた都会にありました

ナイロビってどんな街?

ケニア共和国は、アフリカ大陸東海岸の国。その首都であり、人口4000万人弱を抱える都市でもあるナイロビは、きっとみなさんが思う以上に国際的な街です。中心部には国際連合の補助機関本部があり、日本のさまざまな企業や組織も、ここナイロビに拠点を置いています。

またナイロビは、サハラ以南ではヨハネスブルグに次ぐ第2の都会。ランドマークは、中心部にある「ニュー・セントラル・バンク・タワー」というモダンなビルディングです。しかも、一歩街の外に出れば「ナイロビ国立公園」の豊かな自然がそのまま残っています。キリンやライオン、カバなど、たくさんの動物たちが住んでいるんです。

街のランドマーク、「ニュー・セントラル・バンク・タワー」は38階建ての高層ビル。

街のすぐそばには広大な大自然がせまる。奥に見えるのがナイロビの街。

そんなナイロビでは、ここ最近マンションがどんどん建設されています。とくに人気があるのは、デザイン性の高いマンション。ここ数年ケニアの経済成長率は4~5%と高いので、建設中に購入しないとすぐに売り切れてしまうほどです。マンションに住むのは都心の企業に勤めるサラリーマンやその家族が多く、マンションが多く建てられるのもナイロビの中心部となります。

今回紹介する私のマンションの周囲には、市役所や中央郵便局、「ナクマット」という大型スーパーなどのほかに、映画館や鉄道博物館などエンターテイメント施設もそろっていて、とても豊かな生活環境です。また、幼稚園から大学まで、教育施設も多くあります。さらに、毎週土曜日には市内の公園で「マサイ・マーケット」も開かれ、地元の物産品やちょっと変わった商品が並びます。個人的にはとても楽しめますね。

ナイロビでは外観やエクステリアにこだわったマンションが人気だそう。

マンション、お宅拝見!

ナイロビの平均的なマンションは2つから3つの寝室と、リビング、キッチン、バスルーム、物置部屋などがあって、どの部屋もゆったりとスペースが取られています。私の住んでいる部屋は窓も大きいので、日光を部屋の中にたっぷりと取り入れられ、日中は照明をつける必要がないほどです。

ベッドルームには日光がたっぷりと入るため、朝の目覚めはいつもスッキリ。

広々としたキッチンには機能的な設備がそろっている。

家を買った人のほとんどは、自分流にリノベーションをしています。たいていの物件は管理会社の許可を取れば、簡単にリノベーションできるのです。私もリビングの照明などいろいろな箇所を改造しました。

ナイロビでは、ペットを飼っている人はあまりいません。すぐ近くにナイロビ国立公園があり、そこにはいくらでも動物がいますからね。郊外の一軒家などでは15%くらいの人がイヌやネコなどと暮らしていると思いますが、マンション住民の場合はそれほど聞きませんね。

ときにはテラスで景色を眺めながらの食事も。ただし、日が沈んでしまうと気温が一気に下がる。

最近のマンションには、共用部もたくさんあります。図書室やラウンジ、物置やゲストルームなどです。これらの施設は、マンションの世帯主なら誰でも使うことのできるもの。とくにゲストルームは寝室にバス、トイレ完備と普通の部屋とほとんど変わらない間取りなので、突然のお客さんがあっても快適に過ごしてもらえます。

電話やインターネットなどの通信設備は、新しいマンションならたいてい備わっています。ただ、ネットの回線に関しては建設段階で申請を行わないとつけてもらえない場合があるので、注意が必要です。あと、2~3月の雨が少ない時期は水力発電の発電量が減ってしまうので、停電になりやすいことにも気をつけなければいけません。

癒されたいときには花びらを湯船に浮かべる。

トイレはいつも清潔。ただし、雨季になるとカビが生えやすくなるという。

ベッドルームにもたっぷりの日が差す。

ナイロビのマンション事情

家庭ゴミの収集はマンション全体で料金を支払って、週に2度回収に来てもらっています。

マンションの住民同士のコミュニケーションはとても活発です。新しく引っ越してきた人にもみんな大変親切に接しています。

国で一番の大都市とはいえ、ナイロビの治安は決して良いとはいえません。そこで、同じマンション内の住民同士の絆を深めることで防犯意識を高めているのです。また、マンションには24時間体制で警備員室にガードマンがいるので、普段のマンション暮らしのなかで不安を感じることはまずありませんよ。

【ライター】スティーヴン・カビヌ
ツアー会社経営。ケニア最大の観光資源であるゲームパーク(サファリ)の隅々まで知る。

※掲載情報は原稿作製時のものです。

※ライターの自宅マンションというプライベート空間を撮影する関係上、ライター自身で撮影を行っています。そのため、一部見にくい写真がありますがご了承ください。

2012/04/19