韓国の王宮にみる風水の取り入れ方

今月は韓国の風水について書いています。前回書いたように韓国の国旗は風水の護符を元にしていますが、王宮ももちろん風水にのっとって造られています。

漢陽の都が造られた場所は、朝鮮王朝が国家の繁栄を願い、風水思想に基づき新しい宮殿の造営に適する場所として選ばれた土地です。北側の白岳山を主山として、山々に抱かれた土地で、良い気にあふれています。そして、その白岳山を背にするようにして、第一の王宮である景福宮(キョンボックン)を造ったのです。京都と同じように盆地のため、ソウルの冬はとても寒く、夏はとても暑いです。

さて、王宮の中を見てみましょう。景福宮は李氏朝鮮の初代王によって創建された最初の王宮です。

風格のある大きな門

当時は200棟以上の殿閣が建てられたそうですが、焼失と再建を繰り返し、現在は10数棟しか残っていません。

本棟の中には王座があります。王座の後ろにある絵は「日月五峰図」です。宮殿自体、山々を背にしていますが、王座の後ろにも山々が描かれています。山々を背にするというのは、大地から湧き上がるエネルギーである気を背後に逃さず、また、後ろからバックアップを得られるということでとても良い風水です。

王座と日月五峰図

読者の皆さんも、書斎の椅子の後ろやソファの後ろ、職場の席の後ろなどに、山々の描かれた絵や写真を飾るといいですよ。

次に、景福宮の東の方にある昌徳宮(チャンドックン)をご紹介します。

昌徳宮の正門

宮殿の中の王座の背後にもやはり日月五峰図があります。こちらの王座は、天井の装飾が美しいです。

王座と日月五峰図

宮殿の奥には王族のみが楽しむための大庭園があります。庭園の中には、いくつも美しい東屋が造られています。王様が庭園を楽しむための休憩所として造られたとのことです。

東屋

こちらは不老門と呼ばれている門です。王様が通る度に若返るようにとの願いをこめて造られたのだとか。

不老門

この池は韓流ドラマ「チャングムの誓い」のロケで使われた場所です。

芙蓉池

芙蓉池といい、傍らの東屋は芙蓉亭という名前です。中国語では芙蓉は蓮の花を指します。蓮は風水でも最も縁起の良い花とされています。池は正方形で円形の島があります。

芙蓉亭

円形は天、正方形は地を表します。そして人がいることで、「天地人」がそろうことから、とてもオースピシャスな(幸運を呼ぶ)組み合わせと言われています。読者の皆さんも、正方形の小皿に円形のキャンドルを置いて飾ったり、正方形のコースターに円形の花瓶を置くなどすると、運気が高まるので試してみてください。

最初にお話ししたように、ソウルは夏は暑さが厳しく、冬はとても寒い都市です。ですから、ソウルは穏やかな季節に訪れるのがオススメです。王宮の庭は秋は紅葉がとても綺麗ということなので、今の時期は観光に絶好のタイミングのようです。

2014/10/15

プロフィール

工藤  沙美

中国正統派風水の理論を、モダンインテリアで表現する英国式風水コンサルタント。心理学と子育ての経験を活かした親身なアドバイスや、英国公認インテリアデザイナーとして風水を取り入れたインテリアセンスが人気。講演会や執筆のほか、個人や企業の個別風水相談を中心に活動中。


工藤沙美先生のホームページ「風水インテリア」

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