マンションで犬を多頭飼育する際のポイント~その2~

こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。前回からマンションでの多頭飼育についてお話しております。今回は、マンションにおいての多頭飼育ライフのポイントをお話致します。

前回の記事はこちら

「住み分け空間」の確保を

どんなに仲が良く相性が良いペット同士でも、大人になれば1匹になる時間がほしいものです。犬も猫も大体1歳になると大人です。人間と違い、あっという間に大人になります。ですから、多頭飼育を始める際には、先住のペットと住み分けができるスペースを確保しておいてください。

住み分けをして別々で過ごすことに慣れておくと、1匹が病気になったりケガをしたときに隔離することができます。また、年齢に差があるペット同士の場合、先住のペットが新しく家族になった子犬や子猫の元気さに疲れてしまうことがありますので、特に住み分け空間が大切になります。
一軒家だったら1階と2階で住み分けることができますが、マンションでは無理です。そのため、部屋をサークルやパーテーションなどで仕切ることも必要になります。

多頭飼育のしつけポイントは…?

新しく家族になったペットととして一番の理想は、「先住のペットの良いところだけ真似して、困ったところは真似しないでほしい」だと思います。しかし残念ながら、現実は逆がほとんどです…。

マンションにおいての多頭飼育で一番気を付けなくてはいけないことは、わんちゃんの「つられ吠え」だと思います。先住犬が吠えると、新しく来た子も一緒に吠えて大合唱、というケースが多いのです。先住犬がチャイムや物音に吠える場合、ある程度吠えをやめさせるしつけをしてから2匹目を迎え入れることもひとつの方法です。

また、今までお散歩で吠えなかったのに多頭でお散歩をするようになってから吠えるようになってしまった、というお話もよく聞きます。わんちゃん同士に群れ意識が生まれ、一緒にいると強気になって吠えてみたり、先住犬が後から来た子を守るために吠えてみたりするようです。

そのような時は、一緒にお散歩するのを一時ストップし、1匹ずつお散歩して様子を見てあげることが良い方法だと思います。飼い主さんがしっかりと吠えを助長させない環境作りとしつけをしてあげてください。

そして、多頭飼育のペットライフで何よりも重要になるのが飼い主さんのリーダーシップです。飼い主さんがどんと構え、ペット達にとって安心できる存在になってあげてください。飼い主さんが頼れる存在であれば、多少ペット間でいざこざがあったとしても、「パパやママがいるからトラブルを解決してくれるから大丈夫」とペット達が安心して暮らすことができるのです。

プロフィール

writer高田 由香
日本ドッグパーク普及協会認定ドッグアドバイザー。日本ペットマッサージ協会認定ペットマッサージセラピスト。
短大卒業後、証券会社に入社。結婚を機にコーギー2匹を飼い始めるも、しつけに大苦戦。犬について学ぶスクールに通ううちに犬の魅力に取りつかれ、会社を辞めドッグアドバイザーになる決心をする。
2006年、世田谷・用賀に「犬の保育園 Parco del Caneカーネ保育園」を開園。園長となる。
犬の保育園の他、ペット共生マンションでのしつけ教室やセミナー、ペット博でのペットマッサージのデモンストレーション、朝日新聞デジタル「&」、ジョンソン株式会社「DOG TOWN」等ウェブサイトでのペット相談やコラム執筆など、多分野で犬に関わる毎日を送っている。
愛犬は、パピヨン、小型犬ミックス、チワワ2匹の4匹。キースホンド、コーギー、ダルメシアンの飼育経験あり。

2014/05/27