インターホンが鳴ると吠えてしまう犬へのしつけ②

こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。

前回から、困っている飼い主さんが多いわんちゃんの「ピンポン吠え」の対策についてお話しています。

前回、第一段階、第二段階についてお話しました。今回は仕上げの第三段階、第四段階です。

【STEP③】チャイム音の中で「シー!」

①でチャイムの音に慣れ、②で「シー!」とはどんな状態の事か学びました。次は、チャイムを鳴らした状態で飼い主さんの「シー!&得意技」で吠えやむことを練習しましょう。

なぜ「シ―!」の後に得意技をプラスするかと申しますと、わんちゃんが飼い主さんの「シー!」を意識したわけではなくたまたま黙った時に「よくできたね」と褒められると、「吠えることでほめられた」と勘違いしてしまう場合があるのです。

ですから、「シ―!」と「得意技」をプラスすることで飼い主さんの声と指示をしっかり意識させるようにします。「シ―&得意技」でチャイムの音に吠えやむ事が出来たら、たくさんほめてあげてください。

【STEP④】「チャイムの音はなんでもない」の復習

①~③まで練習をしていくと、わんちゃんの中には「チャイムの音がすると飼い主さんに遊んでもらえる!」と興奮してしまうプラス思考な子も出てきます。そのような場合は、①の「何もしないバージョン」で対応します。

①ではチャイムが鳴ったら「オスワリ」「お手」「回って」などして音に慣らしましたが、今回は何もしません。飼い主さんはチャイムが鳴っても「無の境地」でテレビを見続けたり、お茶を飲み続けたりして、「チャイムが鳴ってもなんでもない」ように振る舞ってください。

この時にわんちゃんが吠えてしまうようだったら③を、吠えないようだったら落ち着いた声で「いい子だね、それでいいよ」とほめてあげてください。

お留守番中にチャイムの音に吠えてしまうと心配、という飼い主さんの声をよくうかがいます。今回練習したように、指示で吠えをやめさせるだけではなく、チャイムの音自体に慣らせておけば、飼い主さんの留守中でも「あー、いつもの音か」と過敏に反応せずに過ごすことができます。

お留守番をさせる時は、

・お留守番前に散歩など十分な運動をさせる(心身ともに疲れて寝て深く眠り、音に気付かないこともあります)
・チャイムなどの音が聞こえずらい場所でお留守番させる
・飼い主さんの留守中、チャイムの音をオフにする

などの工夫をしてみると良いと思います。ピンポン吠えを直すことは飼い主さんの根気が必要ですが、楽しみながら頑張って頂きたいと思います。

プロフィール

writer高田 由香
日本ドッグパーク普及協会認定ドッグアドバイザー。日本ペットマッサージ協会認定ペットマッサージセラピスト。
短大卒業後、証券会社に入社。結婚を機にコーギー2匹を飼い始めるも、しつけに大苦戦。犬について学ぶスクールに通ううちに犬の魅力に取りつかれ、会社を辞めドッグアドバイザーになる決心をする。
2006年、世田谷・用賀に「犬の保育園 Parco del Caneカーネ保育園」を開園。園長となる。
犬の保育園の他、ペット共生マンションでのしつけ教室やセミナー、ペット博でのペットマッサージのデモンストレーション、朝日新聞デジタル「&」、ジョンソン株式会社「DOG TOWN」等ウェブサイトでのペット相談やコラム執筆など、多分野で犬に関わる毎日を送っている。
愛犬は、パピヨン、小型犬ミックス、チワワ2匹の4匹。キースホンド、コーギー、ダルメシアンの飼育経験あり。

2014/02/18