マンションでもペットを飼いたい!マンションライフに合った犬種選び①

こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。
今まで六回に渡り、集住環境で快適にペットと暮らすマナーやコミュニティ作りについてお話してまいりました。

今回と次回は、これからマンションでわんちゃんを飼おうと思われている方に、選ぶためのポイントを二回に渡りお話致します。

「犬を家族に迎え入れる心構え」を

まず、犬種選びの前に、必ず確認していただきたい事があります。

①あなたには犬のためだけに使ってあげられる「時間」がありますか?

・・・犬の心身の健康のためには散歩や運動が必要ですし、遊んだりお手入れをしてコミュニケーションをとってあげる時間も必要です。こども同様、家族の一員としてしっかり向き合うための余裕やゆとりが持てるか、考えてみてください。

②あなたの住まいでは、犬を迎えられる「環境」が整っていますか?

・・・あなたが住んでいるマンションはペット飼育可能なマンションでしょうか?また、犬を飼うことに家族全員が同意しているでしょうか?みんなにこころよく迎えられるからこそ、犬も落ち着いて幸せなマンションライフを築くことができます。そのような環境を整えられるようにしておきましょう。

③あなたには犬に必要最低限掛けてあげられる「お金」がありますか?

・・・エサ代や用品代だけではなく、病気になった時やケガをした時の病院代やワクチン接種などのお金もかかります。犬は10年以上生きます。生涯必要なお金を掛けてあげる事ができますか?

ひとつでも「いいえ」があったり自信のないものがあったら、今は犬を家族に迎え入れる時期ではないのかもしれません。
犬を迎え入れたら良い意味でも悪い意味でも、想像のつかない事がたくさん起こります。ですから、万全の心構えと備えで新しい家族を迎え入れていただきたいと思います。

家族のライフスタイルに合ったわんちゃんを

いよいよ犬種選びです。
世界には約800種もの犬種の犬が存在すると言われています。
一般的ないわゆる「人気犬種」といわれるものだけでも20種以上いて、初めて犬を飼われる方は何を基準に犬種選びをすればよいのかとても迷うと思います。

好みや大きさだけを基準にするのではなく、迎え入れようとしている犬がどんな目的で生まれてきた(作られた)犬なのか、どんな特徴がある犬なのかをしっかり調べ、家族のライフスタイルと合っているかどうかを考えてみるとよいでしょう。

例えば、人気のミニチュア・ダックスの場合は、穴熊の猟を手伝う犬として生まれました。体力があり、体の割に吠え声が大きいのが特徴です。「もっと遊んでよ、暇だよ」と吠えて訴えることがないように、十分に体力を満たしてあげることが必要になります。

また、最近は中型犬や大型犬を飼えるマンションも増えてきました。中型犬や大型犬を迎え入れる時は、小型犬以上に将来の事を考えて迎え入れるようにしてください。人も犬も年をとります。犬が高齢になって歩けなくなったり体が不自由になった時、飼い主さんが負担なく世話をしてあげることができるでしょうか?

飼い主さんご自身がアクティブで運動好きかどうか、おうちでのんびりと過ごす方が好きかどうかも、犬種選びの大切なポイントになります。ライフスタイルや住環境に合った犬種選びで、より楽しいマンションライフを送っていただきたいと思います。

次回は、更に詳しい犬種選びについてお話したいと思います。

プロフィール

writer高田 由香
日本ドッグパーク普及協会認定ドッグアドバイザー。日本ペットマッサージ協会認定ペットマッサージセラピスト。
短大卒業後、証券会社に入社。結婚を機にコーギー2匹を飼い始めるも、しつけに大苦戦。犬について学ぶスクールに通ううちに犬の魅力に取りつかれ、会社を辞めドッグアドバイザーになる決心をする。
2006年、世田谷・用賀に「犬の保育園 Parco del Caneカーネ保育園」を開園。園長となる。
犬の保育園の他、ペット共生マンションでのしつけ教室やセミナー、ペット博でのペットマッサージのデモンストレーション、朝日新聞デジタル「&」、ジョンソン株式会社「DOG TOWN」等ウェブサイトでのペット相談やコラム執筆など、多分野で犬に関わる毎日を送っている。
愛犬は、パピヨン、小型犬ミックス、チワワ2匹の4匹。キースホンド、コーギー、ダルメシアンの飼育経験あり。

2013/11/12