マンションでペット仲間を増やすにはどうすれば?

こんにちは、ドッグアドバイザーの高田由香です。
集住環境でのペットライフを豊かにするためのコラム、今回は、マンションでペット仲間を増やす方法をご紹介いたします。

ペット仲間とイベントを開催してみましょう

私はマンションの「ペットの会」からご依頼をいただき、ペットやペット飼育者同士が仲良くなるお手伝いをさせていただいております。その中で好評だったイベントをご紹介いたします。

犬のゲーム大会

「犬のしつけ教室を開催してほしい」というご依頼をいただいたのですが、10匹以上のわんちゃんが参加するということで、年齢、大きさ、性格だけでなく、それぞれできること、できないこと、得意なこと、不得意なこと、全部違うだろうな、と思いました。

その中でみんなに楽しんでもらえるのは…と考えた結果、いろいろなゲームをして楽しみながら交流をしていただこうと考えました。

例えば、長く「待て」をするゲーム。この時は落ち着いたシニアのわんちゃんが優勝しました。特にしつけ教室に行ったわけではないけど、大好きなおやつをあげる時に「待て」をさせていたら「待てをすればおやつをもらえる」と思って長く待てができるようになった、という面白いエピソードをうかがうことができました。

もうひとつ好評だったのが「5メートル『おいで』ゲーム」。わんちゃんにはスタート地点で「待て」をしてもらい(スタッフがリードを持って一緒に待つ場合もありました)、飼い主さんに5メートル離れてもらいます。離れた場所から「○○ちゃん!」と名前を呼んでもらったり、「おいで!」と声をかけてもらい、飼い主さんの所に到着するまでのタイムを競いました。

このゲームで優勝したのは、引っ込み思案でよその人や犬が苦手なチワワちゃんでした。飼い主さんの所に早く行きたい一心で、素晴らしい猛ダッシュでした。反対に優勝候補だったコーギーの男の子は、楽しくなって色々な所に寄り道してしまって、残念ながら最下位に!

優勝したチワワちゃんと飼い主さん、参加者の皆さんに「すごいね」、「あんなに早く走れるのね」と褒められてとても嬉しそうでした。このゲームがチワワちゃんの自信につながってくれればいいな、と思いました。最下位になったコーギーくんも、みんなの笑いが取れて満足そうなお顔でした。

ゲームを通じて、わんちゃん達の性格や得意なことはそれぞれだということがわかり、よりお互いに理解が深まったようでした。

犬の歯磨き教室、犬のマッサージ教室

「ペットの会の初めてのイベント」というご依頼でした。他の犬が苦手なわんちゃんも安心して参加してもらいたい、という思いから、飼い主さんが抱っこしたまま参加していただける、「歯磨き」と「マッサージ」の教室を開催しました。

やはり、たくさんの人や犬を見て緊張気味のわんちゃんがいたり、反対に大興奮のわんちゃんがいたりしましたが、飼い主さんに抱っこしながら行えるので、わんちゃん同士のトラブルもなく、のんびりとした時間を楽しむことができました。

わんちゃん達が吠えたり興奮したりすることがなかったので、飼い主さん同士とてもお話が弾んでいました。

猫飼い主さんのための「うちの子自慢大会」

ペットの会のイベントはどうしても犬がメインになってしまうことが多く、「猫飼育者のためのイベントを」というご依頼でした。

猫は犬よりも外に連れ出したり、他の人や猫と触れ合うことが苦手です。そこで、「うちの猫ちゃんのベストショット」を持ってきていただき、それを見せ合いながら飼い主さん同士で交流いただく会を開催しました。

猫は散歩をしないので、誰が猫を飼っているのかが同じマンション内でも今までわからなかったそうで、このイベントを機に、飼い主さん同士情報交換したり、おうちを行き来しあったりするようになったそうです。

ペット用品の物々交換会

「ネットで犬の服を買ったんだけど、どうも小さかった」、「うちの猫、ごはんに飽きっぽいから、開けていない缶詰がたくさんあるの」と、ペットの会の役員の方がお話している時に思いついたのが「物々交換会」です。一品出品につき、一品交換できる、というルールにしました。

ペットが着られなかった服や、使わなかった用品、未開封のフードなどをペットの写真と「一言」(例:「ボク、ママが思っているよりも大きくて、このお洋服着られなかったんだ。誰か代わりに来てください。301号室・タロウより」)を添えて出品してもらったところ、物々交換の盛り上がりとともに、「301号室、うちと同じミニチュアダックスの子が住んでいるんだね!」とか、「605号室の猫ちゃん、うちの子と似てる!」など、品物に添えた写真を見て、そこから飼い主さん同士の交流が生まれていました。


いかがでしたか?このようにマンションでペットの飼育者同士のイベントを開催すると、お互いの理解が深まり、交流を持てます。ペット同士も仲良くなれれば、なお楽しいですね。
マンションのコミュニティ作りを、共通の「家族」を持つペット飼育者同士が始めてみるのもいいですね。

プロフィール

writer高田 由香
日本ドッグパーク普及協会認定ドッグアドバイザー。日本ペットマッサージ協会認定ペットマッサージセラピスト。
短大卒業後、証券会社に入社。結婚を機にコーギー2匹を飼い始めるも、しつけに大苦戦。犬について学ぶスクールに通ううちに犬の魅力に取りつかれ、会社を辞めドッグアドバイザーになる決心をする。
2006年、世田谷・用賀に「犬の保育園 Parco del Caneカーネ保育園」を開園。園長となる。
犬の保育園の他、ペット共生マンションでのしつけ教室やセミナー、ペット博でのペットマッサージのデモンストレーション、朝日新聞デジタル「&」、ジョンソン株式会社「DOG TOWN」等ウェブサイトでのペット相談やコラム執筆など、多分野で犬に関わる毎日を送っている。
愛犬は、パピヨン、小型犬ミックス、チワワ2匹の4匹。キースホンド、コーギー、ダルメシアンの飼育経験あり。

2013/10/22