第九回:古い団地は子育てしやすい!築30年の団地に引っ越した女性の声

皆さん、こんにちは!コラムを担当させて頂いています、東邦レオ株式会社Green×Town事業の吉田啓助です。

女性の暮らしから眺めるマンションの魅力とは?というタイトルのコラムですが、今回は賃貸マンションから築30年の団地に引っ越し、新生活をし始めたばかりのDさんにお話を伺いたいと思います。

築30年、駅から徒歩20分(バスで5分)と聞くと、子育て層で家探しをしている人から見ると、最初のリサーチの時点で候補に挙がってこない条件になると思います。

そんな条件にも関わらず、なぜそこで暮らすことになったのか、暮らす前と後でギャップを感じたことはあったのか、良かったことや大変なこと…など、子育てをしながら地域コミュニティに加わっている女性としての視点からお話しいただきました。

家探しをしている子育て世代の人、今団地に住まれている人、管理組合の理事さんなど、幅広い方に参考にして頂ける内容になったかと思っています。それではインタビュースタートです!

Dさんのプロフィール

首都圏にある築30年・550戸の団地にお住まいの30代女性(お子様を抱いている方)。入居してわずか2か月。男の子3人の子育て中。インタビュー当日はお友達が来てビデオ鑑賞を楽しんでいました。

子育てを考えたゆえの「団地」という選択肢

吉田:宜しくお願いします。

Dさん:宜しくお願いします。

吉田:まずこの団地に引越しするきっかけについて教えて頂けますか?

Dさん:はい。夫の仕事の関係から以前よりこの団地については知っていました。そんな中、子供も3人に増え、長男が小学生に上がる前にそろそろ家を考えないとという話から本格的に家探しが始まりました。

月の家賃を上げたくないと言う事と、子供が3人とも男の子なのである程度広いほうが良いという事で新築ではなく中古に絞ったのですが、そこからなかなか決まらず、色んなマンションを見に行きましたね。

吉田:それでも今の住まいに決まった要因はどんなところにあるのですか?

Dさん:そうですね。まず今の団地は歩車分離がされているということと、敷地内に公園があるので子供たちがのびのびと過ごせそうだなという点、また、どんな雰囲気の団地かと言う事や周辺施設を事前に知っていた事もあり、リノベーションをしたら面白いと思える物件だったということでした。

吉田:不安はなかったのですか?

Dさん:もちろんありましたよ。私自身幼少期より一人暮らしをするまでずーっと戸建てで生活してきたので、団地となると近所や地域になじめるのかどうかというのがまずありましたね。

また、築30年の家なので老朽化して問題が無いのかとか、おじいちゃん、おばあちゃんばかりで子育て世代の人はいるのか、などが不安でした。

吉田:そんな色々な事を考えながら引っ越された今の団地ですが、実際に暮らしてみていかがでしょうか?できればよかった点、難しいと思う点両方を聞かせて下さい。

Dさん:まず良かった点は、子育てという視点からすると期待通りというか、それ以上で良かったなって思いますよ。賃貸マンションで生活していた時よりも子供たちが早く起きるようになったのですが、その理由は一人で自転車で遊びに行けるから(笑)本当に朝から夕方まで一日中外で元気に遊んでいます。

公園に行くと必ず誰かがいるようで、息子は幼稚園生なのですが、小学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんとも遊べてうれしいみたいだし、緑も多いので昆虫も沢山いるみたいで虫取りしたり、サッカーをして遊んでいます。

次に心配していた家も築30年でもリノベーションしてしまえば新築と変わらないし、むしろ要望を反映して作ってもらえるのでこだわっていた事(大きいお風呂とか、家事動線を踏まえた間取り)が出来てそれも良かった点です。

UR団地と言う事もあるのかもしれないですが、構造もしっかりしているようでその点も安心材料でしたよね。

吉田:子供たちが朝から夕方まで外ですか。しかも車がいないので安心して手が離せるのはお母さんに取ってもうれしい事ですね。

Dさん:本当にそうですね。以前は道路がマンションの目の前にあり、どうしても子供と一緒に公園まで外出しなくてはならなかったので大変でしたが、今の生活になって家事をやる時間が増えたり、手が離れる事でよい距離感が保てると言うか、その点は良かったと思っています。

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2013/07/30