第六回:女性の暮らしから眺めるマンションの魅力について

皆さん、こんにちは!
東邦レオ株式会社Green×Town事業の吉田啓助です。

第六回目となる今回は、このコラムのテーマである「女性の暮らしから眺めるマンションの魅力とは」について「これから住まいを検討される方」、「既にマンションにお住まいの方」、そして「管理組合理事の方」のそれぞれの方に向けて発信させて頂きます。

これから住まいを検討される方へ

私自身数多くのマンションを見て、携わり、また女性へのインタビューを通じて見えてきたお伝えできるマンションの魅力を3つお伝え致します。

3つのマンションの魅力

①コミュニティが生まれやすい環境にあり、助け合いの関係が築きやすい
②敷地が広いので子どもを安心して遊ばせる事が出来る
③立地や管理などの条件で働くお母さんに適した環境がある

①「コミュニティが生まれやすい環境にあり、助け合いの関係が築きやすい」について

これは第一回目のコラムで登場して頂いたAさんも、3人目のCさんもおっしゃっていた

「コミュニティは流れで生まれる」、「予約をするものではなくフラッと寄れるもの」

などの言葉に表れています。

具体的には、敷地内で子どもが遊んだり、話が出来るスペースがあれば、そこで親同士の会話も生まれ、自然と家に行き来するといった関係が生まれます。

小さいお子さんがいらっしゃるご家族ですと、同じ幼稚園や学校に通うお子さん同士も仲良くなりやすい環境にありますし、子どもがきっかけで親同士の交流も深まっていき、子どもが風邪を引いた等の何かがあった時に手助けしあえる関係になれるというメリットがマンションにはあると思っています。

もちろん、子どもの音の問題などは戸建てと異なり考慮に入れなければならない点ではありますが、Bさんも言われていたように事前に挨拶するなどして関係を構築しておく事で、トラブルも避けられますし、良好なコミュニティが構築できる実例も沢山あるため、過度に心配する必要は無いのかなとも思います。

いずれにしても、マンションの魅力の1つに、部屋の外の敷地内で会う機会が多い事によるコミュニティの生まれやすさ、それによる助け合いの生まれやすさが挙げられるのではないかと思います。

②「敷地が広いので子どもを安心して遊ばせる事が出来る」について

これは小さいお子さん、特に小学生くらいまでのお子さんを持たれているお母さんのニーズとして子どもを安心して遊ばせられる環境が欲しいというものがあります。

実際にAさんのお話でもありましたが、敷地内で子どもが遊ぶ事が禁止となると、道路を渡って公園まで行くといった状況にならざるを得ず、車が通って危ない状況になりますね。

そういった視点で見てみると、マンション、特に団地は敷地内に広場や場合によっては公園が併設されていたりと子どもが遊ぶには最適な場所が設けられている事があります。

実際に、引越しの理由に子どもが道路を渡らずに遊び場に行ける環境を挙げるお母さんもいます。

また、子どもが安心して遊べる環境作りには、先ほどのようなハードの条件と、そこを見守る親含めた運営、ソフトの条件が重要になります。

そのソフトの視点で考えてみても、広場があるような環境に住まれる人は、子どもが思いっきり遊びまわる事に対して理解がある人が多いと実感しています。

そういった事も総合して考えた時に、マンションの魅力の1つに敷地が広い事による子どもが安心して遊べる環境がある事が挙げられるのではないかと思います。

③「立地や管理などの条件で働くお母さんに適した環境がある」について

これはBさんがお話されていた事そのままズバリでもありますね。駅から近い場所である事の立地や、共用部の部分を自分達だけではなく専門の会社に管理を依頼できるという観点から見たときに、共働きの家族にとっては暮らしやすい環境が整っているのがマンションといえます。

またこれは感覚ではありますが、街として歴史があり、成熟しているところにあるマンションのほうが、日常の暮らしという視点から見た場合に安心材料が多いと思っています。

保育園や病院の数と言った直接的なモノもそうですが、お店の多様性や世代の多様性が安定感と安心感を生み出しており、暮らしやすい環境が整っているのではないかと思います。

そういった面で、成熟し多様化した街にあるマンションは女性にとって魅力的であると思います。

既にマンションにお住まいの方へ

数多くのマンション・団地を見させて頂いている中で私自身気付いた事は、「管理・運営に女性の意見が反映されているマンションは魅力的である」という事です。

女性の管理組合理事や、その下部組織の専門委員会に女性がいらっしゃったりすると意見反映がされやすいという事はありますが、そうでなくても遠慮せず、しっかりと声をあげて、意見を交わしていく事が重要だと思います。

具体的にどのような事が変わっていくのか?例えばですが以下のものです。

①美観(お花が植えられる事で全体が明るくなったり、きれいになります)

②生活動線(自転車や介護用の車椅子にとって大事な舗装の整備が行なわれます)

③コミュニティ活動(日曜喫茶や単身高齢者への見回りなど暮らしに根ざした活動が行なわれます)

インタビューを通じて改めて感じたのは、人はその人が経験してきた事やその人の視点で判断し、運営しているので、悪気はなくても、意見が挙がらないと違う視点に気付かないといった事が実際に起こります。

暮らしという多様性が重要な場において、しっかりと意見が出され、健全に議論されている事が安心、安全な暮らしの実現に繋がると思いますので、是非暮らし作りに参画し、より良い暮らし作りを担って頂きたいなと思います。

管理組合理事の方へ

今回のインタビューを通じて改めて感じた事があります。

それが「マンションは、そこに住む人達の居住価値、住み心地の追求の先に、資産価値がある」という事です。

私自身も元々は両立した概念であり、別々に考えるべきものだと思っていた時期があるのですが、最近はそうではなく、先ず居住価値の追求、住んでいる人が住みやすいと感じる環境を作る事で、資産価値が高まるという順番だと実感しています。

今回のCさんのように、皆で暮らしを守るというベースとしてのコミュニティ形成があるからこそ、このマンションを大切にして、長きに渡り住み続けたい、家族や親戚などの身内をここに呼びたいといった考えになります。

そしてそれは結果的に資産価値を大きく高めている事にも繋がります。

生活の主役である女性ならではの視点をマンション運営に取り入れていく事で、そのマンションの魅力、強みに気付き高めていく事も出来ると思います。

「これから住まいを検討される方」や「既にマンションにお住まいの方」向けに書いた要素をご参考にして頂ければと思っています。

住民主体のマンション・団地づくり

これまで色々と書かせて頂きましたが、私自身は居住者の皆さんが管理組合理事や管理会社だけに運営を任せるのではなく、少しでも良いので参画し、住民主体のマンション・団地作りをする事が、そのマンションの魅力UPに最も効果的だと思っています。

私が好きな言葉に、京都にある築30年近いユーコートというコーポラティブハウスが掲げている管理理念「扉の外も私たちの住まい」があります。

私自身、このような発信で、一部の理事さんだけが頑張るのではなく、同じマンションに住むのを選んだ人達がそのような視点で繋がり、暮らし作りをして行くことで、女性や子供、お年寄りといった生活の主役である人達にとって住みやすく、魅力的なマンションが増えて行く事に繋がればよいなと思っています。

東邦レオ株式会社 Green×Town事業 吉田啓助

2013/04/22