第一回:子育て世代の主婦に聞く~交流の鍵は「共通点」を見つけること~

皆さん、こんにちは!今回からコラムを担当させて頂きます東邦レオ株式会社Green×Town事業の吉田啓助です。

コラムのテーマはズバリ「女性の暮らしから眺めるマンションの魅力」についてです。
マンションというととかく管理方法など理事会運営が情報として多くなりがちですが、実際の暮らしを見てみると女性が主体である事が多いです。

そこで、マンションに暮らす女性が日々何を感じているのか、マンションの良さや、そうでないところをどんなところに感じているのかについて、今回行なったインタビューを基に書きたいと思っています。何かと比較して、良い悪いといったそんな話ではなく、実際の生の声を皆さんにもお届けする中で、様々な事を感じて頂き、魅力あるマンション作りに繋げたいと思っています。

コラムを通して数名の女性に登場して頂く予定です。私の友人や知り合いが中心になるのですが、その分より深く情報発信できればと思っています。
1人目の女性のプロフィールは以下の通りです。

Aさんのプロフィール

5歳、3歳、0歳の三兄弟の母親。
30代の子育て世代で専業主婦。
首都圏近郊在中。

極力私の方で、加工をせず生の声をお届けしたいと思っているので、今回はインタビューの内容を、次回でまとめや考察、より暮らしやすさを提供できる良い事例についてご紹介する形を取りたいと思います。では宜しくお願いします。

マンションは同世代交流が起こりやすい

吉田:宜しくお願いします!

Aさん:こちらこそ宜しくお願いします。

吉田:早速ですが、マンションに住んでいて良かったと思うことって何ですか?

Aさん:子供が同じ歳やちょっと上のお友達とすぐに仲良くなれた事だと思います。ちょっと上の方だと幼稚園情報や小学校情報も貰えるので良かったですね。

吉田:どのように知り合いになったのですか?

Aさん:同じマンションに住んでいる人が地域の薬局でパートをしていて、そこで偶然会ったのがきっかけです。マンションで顔だけは知っていたのですが、偶然会って「あら~、こんにちは!」という感じでした(笑)

そこのお家の子は、私の子供とは違う保育園に通っているのですが、家から近い保育園なので、イベントの時などにはちょくちょく子供をつれて遊びに行っていました。そうしたら、その方がイベント運営の手伝いをしていて、そこでも話をするようになり、今ではすっかり仲良しになっています。5歳になると保育園も(0歳児や1歳児と比較して)入れやすくなるので、お母さん達もそこから保育園に入れてパートで働く人が増えます。そうすると、自然と地域の中で出会う接点が増えるという感じです。

吉田:とても興味深い話ですね。マンションでの出会いが地域で深まる感じですね。

Aさん:偶然そうなったと思いますが、マンションだと同じフロアーで顔を会わせしたり、幼稚園バスを待つ間に会話が生まれたりと、子供を通じて知り合いになる機会は多いと思いますよ。

吉田:他に知り合ったきっかけはありますか?

Aさん:市が主催している母親学級※で一緒だった人が偶然一緒のマンションで、そこから付き合いが続いていると言う事もあります。母親学級では、予定日が近くて地域が一緒という形でグルーピングされていて、仲良くなるように仕掛けられていると思います。同じ年なので、雨の日など外で遊べない日は部屋を移動するだけでも子供が満足するし、とても助かっています。
※母親学級:初めて出産を経験する夫婦に対して、心構えや備えについて教える自治体主催の会の事

吉田:母親学級ですか。私も参加した事がありますが、予定日や地域でのグルーピングまでは覚えていませんでした(笑)特に初めて出産を迎えるお母さんにとっては安心できる仕組みですね。

Aさん:役所も意図していると思うのですが、その意図通りになりましたね(笑)でも、初めて住む場所だったので、その点ではありがたかったですよ。
そうそう、それと東日本大震災の時はこのマンション内でのママ友の繋がりがあって良かったと思いましたよ。

吉田:それはどんな事ですか?

Aさん:地震があった直後、先ほどの母親学級からの友達の方が「大丈夫!?」って訪ねて来てくれました。凄い揺れで不安だったので、嬉しかったですね。また、地震直後には(建物が倒壊すると思って)近くの広い駐車場に逃げていたお友達も、私の家に電気が付いているのを見て訪ねてきてくれました。「旦那も居ないし不安だから」との事で、結局3家族で私の家で過ごそうという話になりました。たまたま地震が来る前におかずを作っていたので、うちが拠点になりました(笑)

吉田:まさに助け合いですね。そのようなお話を聞くと、職場で家に戻れないお父さん達も安心できますね。

Aさん:次、大きな地震があったら皆で一緒に逃げようという話もしていました。私の家には非常用の備えが無かったのですが、友達が持っていたので、それを頼りにしましたね。父親は帰ってこれないから自分達で何とかしようって話していました。

多世代交流のカギは共通項を見つける事

吉田:ここまでお話を伺うと同世代の方中心の、お子さんを通じた交流だと思いますが、上の世代の方との繋がりや交流はありますか?

Aさん:そうですね。同世代の交流がほとんどで、上の方との交流はほとんど無いです。あ、ただマンション内でなければありますよ。近所で家庭菜園をしているおじさんとの交流があって、子供が育てている野菜について質問したり、野菜をもらって帰ってきたりしています。

吉田:そうですか。子育て世代の方から見たら、上の方と積極的に交流しようとかはあまりないのでしょうかね?

Aさん:話を聞きたいと思う事はありますね。ただ、子育てを終わった世代の人達がまた小さい子供を相手にするととても疲れてしまうと言った事も聞くので、私自身も遠慮してしまうのかも知れませんね。

吉田:そんな事もあるのですね。確かに私も小学生まで社宅暮らしでしたが、今思い出すと、30代の両親と50代で子供は大学生だったご夫婦とは仲が良かったものの、何かあった時に助けてもらう数は少なかった記憶がありますね。やはり、同じ世代の方が頼みやすいと言うのがあるのでしょうか。先ほど話しは聞きたいとおっしゃっていましたが、具体的にはどんな話ですか?

Aさん:例えば、40代で上の子が高校生、下の子が5歳(Aさんの長男と同じ年)のお母さんとは話をする機会があるのですが、色んな話を聞きますね。
マンションに住まれている方なのですが、戸建てと違ってワンフロアーで生活する時間帯が違う人がいると寝られずに大変だよ~とか、親の帰りが遅い家の子供が遊びに来た時に、なかなか帰ろうとしないのをAさんならどうする?みたいな話とか。これからあるだろうな~と思うことを、話から聞けて、その後じっくりと考えられるので、そういう子育て経験者の話しはありがたいと思いますね。

吉田:何か共通な事が見つかると話しやすいとか、繋がりやすいがありそうですね。

Aさん:確かにそうですね。私の家は子供が男の子ですが、その方も男の子で、部屋の中でのボール遊びはどこまで許容するか?とかもありますし、さっきの帰ろうとしない子供の話も、これからありえる話だけど、今は適度な距離があるから話しやすいというのもありますね。

吉田:なるほど。先ほどの母親学級のように、地域の中でも繋がり合えるきっかけのようなものがもっとあれば、世代を超えた交流が増えるのかもしれませんね。

次のページに続く

2013/02/19