私たちの生活にも大きな影響が!節水をして水不足を解消しよう

毎年訪れる、深刻な水不足

9月中旬くらいからようやく暑すぎた夏から解放されてきましたね。
先日の竜巻や台風の異常気象もそうですが、毎年のようにこの時期は、水不足という話題を耳にします。

『水が足りない!』と言われても、蛇口をひねると勢いよく水がでてきますし、コンビニや自動販売機のペットボトルの値段も変わらないので、なかなかピンとこないですよね。でも実は、今年は例年になく深刻な水不足だったのです。ニュースなどで取り上げられた主な水不足の情報をお伝えすると、

・東京都は8月20日、人工降雨装置を12年ぶりに動かすことを決定。
・愛知県の宇連ダムでは、貯水率が10%を切るまで減少し、節水目標を10%から20%に。
・高知県では、8月20日時点で、降雨量がいまだに50ミリを上回らず、平年の1割程度に。四国の水がめである早明浦ダムでは、水没した村役場の屋根が露わに。

このように、東京も含め全国的な水不足だったのです。

水不足があたえる影響は??

水不足は、私たちの都市生活にどのくらいの影響があるのでしょうか?

都市に暮らしていると、上下水道が整っているので日頃あまり水不足を実感しませんが、影響が大きい分野としては、自然を相手にする農業分野などがあります。

例えば、全国有数のミカンの産地・紀南地方では、9月に出荷する予定の温州ミカンが生育不良となっています。大分県でもコスモスの芽がでない問題が発生し、10月に開催予定のコスモス祭りに影響を与えそうです。また、農作物の値段が上がるなど、私たちの都市生活にもジワジワと影響がありそうですね。

このような状況のもとで私たちができる対策としては、やはり、1人ひとりが節水を心がけることが大切だと思います。

家庭での水の使用量と節水方法とは?

では、家庭ではどれくらい水を利用しているのでしょうか?
1人が1日に利用する水の量は200リットルを超えると言われています。1リットルのペットボトル200本と考えると驚きですよね。

家庭用水の主な用途と量は、トイレ(約28%)、お風呂(約24%)、炊事(約23%)、洗濯(約16%)といった、「洗浄」を目的とするものが大部分を占めています。それではこの4つについての節水方法をご紹介しましょう。

トイレ (一日の節水 約50リットル)

新たに取り付けた水洗トイレはほとんどが節水型のものになっています。こまめに大小レバーの使いわけをしましょう。また、お風呂の残り湯を利用したり、トイレタンクの中のフロートバルブ(レバーで開閉する部分)に取り付けるウォーターセーバーや節水リングもお勧めです。取り付けるとレバーが重くなり、重さでレバーが自然に(早く)戻る仕組みを利用して節水してくれます。

お風呂 (一日の節水 約100リットル)

お風呂をわかすときは適温適量で、間をあけずに家族全員が入るといった効率のよい入浴をするといいでしょう。また、入浴後の残り湯も、洗濯、ふき掃除、散水などに利用すると約100リットルの節水になります。シャワーもこまめに蛇口の開け閉めをするなどして使えば、より節水になります。

炊事(食器洗い) (一日の節水 約80リットル)

食器洗いで油よごれのひどいものなどは、あらかじめ紙や布でふき取り、他のものといっしょにため洗いをすると節水に効果的です。また、蛇口のこまめな開け閉めを心がければ、1日約80リットルの節水になります。

洗濯

洗濯はまとめ洗いをし、ためすすぎをすると節水できます。全自動式のものが、より節水効果が高いようですよ。また、洗濯時に風呂の残り湯を使用するとよごれ落ちがよく、洗剤もムダなく利用でき、なによりも節水につながるといった「一石三鳥」の効果があります。

そのほかの節水方法としては、雨水の有効活用などもあります。
雨水をガーデニングの散水用として利用すれば節水になります。共用部分や屋上の屋根等に降った雨水を上手に集め、一時的にためておく「雨水貯留タンク」を利用してみてはいかがでしょうか?大きさにもよりますが、1万~3万円程度で購入が可能です。

雨水貯留タンク

雨水貯留タンク 雨ためま専科110

例えばこのような商品があります。もしガーデニングなどを行う場合には、ある程度の大きさが必要かもしれませんので、用途を考えたうえで「雨水貯留タンク」を購入してみると良いでしょう。

 

地域によっては、購入費の一部を助成する制度もあります。助成金を申請する場合は、全戸にメリットがある必要があるので、設置場所や利用方法について、マンション自治会などで相談してみましょう。


いかがでしたでしょうか。
居住者が多いマンションなどでは、皆で節水を心がけるとインパクトも大きいですから、ぜひ実施されるといいと思います。すべての生物にとって貴重な水ですから、お互いに呼びかけ合うことで、水不足を解消しましょう。

2013/10/03