電気料金が安くなる!?マンションの一括受電サービスとは

今年の夏は例年以上の猛暑でしたね。日中は40℃近くまで気温があがり、夜でも30℃を超える日がつづきました。

我が家でも「寝ている間に熱中症になったら心配!」とクーラーをオンにしたままで眠りについていましたが、そこで特に気になるのが電気料金です。資源となる原油や電力会社の諸事情などで1割程度の値上げが発表されていますから、家計への影響は意外に大きそうです。

そのような中、今回はマンションの電気料金を減らす「一括受電」についてご紹介したいと思います。テレビなどで紹介されることも増えてきたので、耳にしたことがある方も多いと思います。

「一括受電」サービスってなに?

「一括受電」とは、簡単にいえば、各ご家庭の電気料金の契約をマンション全体で一括契約することで、電気料金が安くなる、というサービスです。10年ほど前から始まったサービスで、ここ数年はたくさんの企業が参入し、サービスを提供しています。

また、以前のコラムでご紹介した「MEMS(マンションエネルギーマネジメントシステム)」とセットで導入すると補助金がでたりするため、ますます注目度があがっています。

でも、「電気を一括で購入?」なかなかイメージが沸きにくいですよね。

例えていえば、家族全員で携帯電話に加入すると安くなる「家族割」や、スーパーで野菜を10個買うと1個おまけがつく、といったところでしょうか。要するに、たくさんの人がまとめて契約することで個別に契約するよりも安くなる、ということです。

よくわからない部分もあると思いますので、いくつかご紹介しましょう。

疑問その1 電気はどこからどうやって購入するの?

電気を購入する会社を、これまでの電力会社から一括受電サービスを提供する会社に変更することになり、それに伴い電力設備の交換などが必要となります。なお、初期工事費用については契約する会社が負担してくれるプランもあるようなので、そのようなプランを選べば導入のハードルも低くなると思います。

疑問その2 なぜ安くなるの?どれくらい安くなるの?

いままでと同じだけ電気を使っていて、どうして電気代が安くなるのか?疑問に思う方も多いと思います。その理由は、電気料金の仕組みにあります。

一括受電にすると、電気料金の契約形態が個人契約の【低圧:ていあつ】から、マンション全体での【高圧:こうあつ】契約にかわり、個別で支払っていた電気の基本料金をマンションでまとめて支払うことになります。マンションがまとめて電気を購入することになるので、個人で契約しているよりも割安なのですね。およそ5~10%程度の電気料金を削減できるといわれています。

疑問その3 導入するための手続きは?

現在の制度上、導入にあたっては、マンションの全ての住人の同意(全戸同意)が必要であり、そのために住民での話し合いなどに時間を割く必要があることです。

また、一括受電の料金プラン(初期工事費用有無や割引率等)はサービス提供会社によって異なる上、一度契約すると10年単位での契約となる為、サービス提供会社の選定には多面的な検討が必要です。


一括受電サービスは、マンションに住んでいるからこそ利用できる魅力的なサービスですが、導入する際は、きちんと確認してすすめていきましょう。

2013/09/05