覚えておきたいエコキーワード「MEMS(メムス)」

今回は、これからニュースなどでも少しずつ取り上げられる機会が増えるであろう、ぜひとも覚えておきたいキーワード「MEMS」についてご紹介したいと思います。

覚えておきたいキーワード MEMS(メムス)

MEMS(メムス)とは、 Mansion Energy Management Systemの略で、日本語に直すと『マンション全体のエネルギー管理システム』となります。
エネルギー管理と言われても、ちょっとイメージがつきにくいですよね。

これまで電気代は、月1回電気の使用量が記された明細をもらうのが一般的で、どの機器や設備でどれくらい電気を利用しているかなどはわからない状況でした。

それを、例えばレストランで食事をした時の明細や、携帯電話の通話明細のように、「いつ、どの機器や設備で、どれだけの電気を使用したか」を、細かくわかるようにしてくれるシステムがMEMS(メムス)です。

MEMSは、特にマンションの共用部分の電気の使用量を「見える化」することに重点を置いていますから、例えば「共用部エントランスの電気代がかかりすぎているから、LEDに変えよう」などの省エネ行動に役立つといえるでしょう。

MEMSのメリット

MEMSを導入する最大のメリットは節電効果で、月10%以上の削減効果が期待できるといわれています。

具体的なメリットとしては、
・共用部分などのエネルギーの利用状況が数値で具体的に把握できるため、無駄な電気の使用量が明確になるため、節電対策を実施しやすくなります。

・MEMSによって、機器から離れた場所で空調や照明を操作することもできます。

・一定の電力使用量を超えそうになると自動的に電力使用量を制御するといった設定ができます(ピークの抑制)。

自動的に電力使用量を制御してくれるのは素晴らしいですよね。
マンション自体が自分で考えて、効率の良い電気の使い方をしてくれるので、「スマート(賢い)マンション」という言葉で表現されることもあります。

MEMS導入のコスト

マンション規模にもよりますが、MEMSを導入しようとすると1000万円程度の初期導入コストがかかると言われていましたが、今年4月から、国による総額130億円程度の補助金が決定しました。

MEMSは、新築マンションはもちろん、既存マンションにも導入できます。国が認定するMEMSアグリゲータ(MEMSに関する専門知識を持つ企業)に依頼して、MEMSを導入すると、初期導入コストなどが補助される制度です。

政府はこの制度によって、1年目で8万戸へのMEMS導入を予定しています。下記サイトにMEMSアグリゲータの一覧が掲載されています。参考にしてみてください。
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1305/15/news013.html

TVや新聞のニュースなどでMEMS(メムス)のワードが出てきた際は、マンション居住者に関係のある内容の可能性が高いですから、是非、内容をじっくりと確認してください。

2013/05/29