暖房の工夫で“寒い”を解決!

3月に入りましたが、寒い日が続きますね。

床暖房の操作パネルマンションは本来気密性が高い構造ですし、上下左右に隣住戸があると外気の影響を受けにくいため、一般的には一戸建てより暖房効率はよいと言われています。複層ガラスなど設備の面でも充実した新築マンションも増えています。

とはいえ、暖房を使えば当然電気代・ガス代が気になります。もちろん、環境にもあまりよくありません。そこで今回は、マンションでもできる暖房や窓への工夫で快適な室内環境を作り出すことにより、寒さを和らげ快適な環境を得るための工夫をご紹介いたします。

皮膚温の低下防止が快適な環境づくりのポイント

快適へのポイント1: 『上下』の温度差をなくすこと!

皆さんご存知かと思いますが、暖かい空気は上に、冷えた空気は下に滞留します。お部屋の上下に温度差があるということは、足を着ける床面付近の温度が低くなっているということ。エアコン等の暖房の温度設定高くしても頭の部分だけ暑く、足元は冷え冷えというご経験されている方も多いのではないでしょうか?実際、そのままの状態が続くと、いつの間にか足の皮膚温が低下しているのです。

床面付近が暖かいと、弱めの暖房でも快適に過ごせます

床面付近が暖かいと、弱めの暖房でも快適に過ごせます

photo © kazoka303030 – Fotolia.com

足の皮膚温が低下していると、どんなに暖房を強くしても体全体は寒いということがあります。足元を温めることはとても重要で、厚手のスリッパや靴下を履くだけでも違います。また、マンションの場合、床暖房がついている部屋も多く見られますね。足元から暖める床暖房の仕組みは、まさに理にかなっているといえそうです。

快適さへのポイント2: 『水平』の温度差をなくすこと!

上下の温度差をなくすことと同様、各部屋の温度差(水平温度差)をなくすこともポイントです。住宅の中に寒い部分があると、そこへ移動した時に皮膚温が低下してしまいます。

以上のことから、室内の上下および水平温度差の少ない環境を作り出すことができれば、皮膚温の低下を防ぐことができ、結果的に寒さを感じにくい快適な環境を作りだすことができるのですね。

少しの工夫で、室内の上下温度差を小さくし、快適空間を作り出すことができます!

先述のとおり、ただ暖房をガンガンかけても温度差は広がるばかりです。
では、室内の上下温度差を少なくするためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?実は、少しの工夫で上下の温度差を小さくすることができます。以下のポイントを、ぜひお試し下さい。

ポイント1: 空気を循環させてみましょう!

室内の上下温度をできるだけ同じにするためには、天井付近にたまりがちな、暖かい空気を下へ移動させることがポイントです。強制的に室内の空気を循環させるためには、扇風機やサーキュレーター(空気を循環する家電製品)などを併用するのが効果的。数時間に一度でも、上にたまった暖気が床の方へ下りてくるように、天井に向けて風を送り、空気が上下に循環するようにしてみましょう。ぜひ一度お試し下さい。

空気の循環は数時間置きに一度するだけでも効果的

空気の循環は数時間置きに一度するだけでも効果的

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ポイント2: カーテンを確認しましょう!

室温に最も影響を与えているのが“窓”です。窓からは、冬場の冷たい外気が侵入してしてきますし、暖房で暖めた室内の熱も奪われていきます。冬の暖房時に家の中で温めた空気は窓や壁、床、天井などいろいろなところから外へ逃げてしまうのですが、その逃げ出してしまう熱の内、窓から逃げ出す割合はなんと50%近くあるとのこと。ゆえに、窓にかけるカーテンは、これらを防ぐ重要な役割を果たすことになるのです。

冬場は、ヒダの多い厚手で長めのカーテンを吊るすと、外気の侵入・熱の流失を防ぐ効果が高くなります。さらに、レースとの2枚掛けも、空気の層が2重になるので、保温効果が高まります。最近のマンションは眺望や採光を重視するため、窓をできる限り大きくとっている部屋が増えていますので、窓の影響は大きいといえそうです。ぜひカーテンの工夫などで窓対策をしてみてください。

また、南向きの部屋であれば、日中は温かい太陽熱を上手に取り入れ、寒くなる前にカーテンを閉めるなど、自然の力も上手に取り入れてみて下さい。

2011/03/04