第四回:北欧風キッチンで節水や節ガスをしよう!

前回はアフリカ風にデザインされたリビングについてご紹介しましたが、今回は北欧スタイルに基づいたキッチンについてご案内したいと思います。

まず、気になる省エネの結果ですが、
・電気・ガスは従来の45%削減できました!
・水道は従来の68% 程度削減できました!

では、どうやって実現したかをご紹介しましょう。

快適さを失わない、賢い節水や節ガスをマンションで取り入れよう!

キッチンでは、狭いスペースを賢く使うために、スウェーデンからの面白いヒントを取り入れました。それは「ノブの排除」です。

僕と妻は一緒に料理をします。二人でもストレスなくキッチンに立てるように、棚にはノブではなく「溝」を入れることにしました。

こうすることで、服がノブに引っかかることがないため、快適に料理ができるのです!

また、給湯には天然ガスを使用しています。天然ガスも温暖化に影響する化石燃料です。そこで快適な節水システムを導入し、水もガスも同時に節約することにしました!

特にキッチンではたくさんの水を使うため、効果的に節水できる以下の3つのポイントを考えて蛇口を導入しました。

1. シングルレバー (約10%)
温水・冷水が一体となったレバーは、それぞれに分かれているレバーと比べ、調整する時にでてしまう無駄な水が不要なので、約10%節水できます。

2. 節水コマヘッド (約40%)
節水コマヘッドを蛇口の中に入れると、快適性は変わらずに節水ができます。

以前使っていた一般の蛇口と比べて、結果は1分で約10リットルの使用から今は4リットルまで節水することができました。

3. 無駄なお湯の使用をカット(約8%)
シングルレバーの場合、お湯を使うつもりではなくても、レバーの向きによってお湯が出てしまう場合がありますよね。実はその時、ガスも使っているんです。

導入した蛇口は、レバーの中心で「カチッ」という音が出るところまでは水の設定なので、無意識にお湯を使わずにすむのです。

また、驚かれるかもしれませんが、鏡を使った賢いエネルギーの使い方も実践しているんですよ。しかも、とてもエコノミーなんです!

私たちのキッチンは東向きで奥にあるため、光が入りにくい環境です。そこで、バルコニーに鏡を設置して、太陽の光を反射させ、キッチン取り込んでいます。これがとても明るいんですよ。

太陽の光は一番安い「ソーラー」ですね。鏡は約2000円程度ですし、なんといっても電気代はゼロですから、とってもお得です!

あらためて考えよう。「環境循環」を考えたリフォーム

第1回のコラムでも紹介しましたが、リフォームのルールの一つに「環境循環に合わせること」があります。

ルール1は「自然に返すことができる以上に取らない」。
ルール2はもっと簡単で、地球の資源を「地下」と「地上」の分けて考えることです。

・「地下資源」の例: 石油、プラスチック、アルミ、ビニールなど
・「地上資源」の例: 木材、オーガニックコットン、陶器、ガラス、竹など

地上の資源を「返すことができる以上」に取らない限り、CO2やゴミは出るものの、環境循環の一環として回るので問題になりません。

問題は、「地下の資源」。これらは人間が生まれる数百万年前から地下にあったもので、「地上」の環境循環に所属しないものです。

その地下資源を使えば、地上のCO2やゴミが増えすぎても、地上の資源と違って自然に返すことできないため、環境問題が起こります。

ですから、資源を地下から地上へ切り替えましょう、ということです。環境先進国のスウェーデンでは、社会全体として「地下社会」から「地上社会」への転換を目指しています。

私たちのマンションのリフォームでは、地下資源である「プラスチック、アルミ、ビニール」はほとんど使っていません。もちろんキッチンも同じです。

・スチールのシンクではなく、陶器のシンク、陶器のタイルを使う
・棚はプラスチックではなく、 木製にする
・壁はビニール壁紙ではなく、プランクトンの珪藻土やレンガを活用する

100年後に私たちのマンションの内装が廃棄される日が来たとしても、自然に返すことができます(環境循環)。しかも地上資源を使った内装のおかげで、コテージのような雰囲気で、心地よく、ゆっくり過ごしたい部屋を持つことができたのです!

2013/04/16