空室0%!賃料UP!を実現する若手大家さん・越水さんの元気とアイデアがあふれる取り組みを紹介!

街をよくする!コミュニティ活動に参加する

越水さんは、街の清掃を行う「グリーンバード溝ノ口チーム」のリーダーでもあります。毎月第1土曜日の朝を基本に、月2回を目標に開催するお掃除活動は、今年で5年目。なんと今年は『ごみゼロアクション』で2019年の銀賞を受賞しました!
(写真提供©koshimizutakahiro.com)

——街をよくする活動にも積極的に取り組まれていますが、これは大家さんの仕事とどんな関係があるのでしょうか?

越水さん
やはりその街が住みやすく魅力があるかどうかが重要なので、地域活動は回り回って結局は自分の賃貸物件の空室0%にもつながってきます。それに街全体が良くなれば、こんなにいいことはないですよね。「グリーンバード溝ノ口チーム」の活動は、ゴミ拾いを通じて地域の皆さんと仲良くなろう!という目的もありました。地元の子ども達の参加も多く、みんな楽しそうにゴミ拾いしてくれている笑顔が嬉しいですね。

グリーンバード溝の口チームFacebookページ ※外部サイト

越水さんの取り組みは、街をきれいにするゴミ拾いだけに留まりません! 
「川崎市高津区エリアを楽しくわくわくするマチにしたい」という異業種仲間が集まって、「知っトコ!たかつ」というグループを結成。
スリランカ出身のレゲイシンガーを招いてのライブイベント「Reggaeと日本酒〜レゲイを聞きながらお酒を楽しもう!~」や、食のイベント「の口めし~地産地消のディナータイムを楽しみましょう!~in すずやはなれ」など、仲間と楽しみながら、続々地域イベントを企画・開催しています。

知っトコ!たかつFacebookページ ※外部サイト

【POINT④地域を楽しく良くする活動に取り組む!】

越水さんは、自分の物件だけでなく、地域全体を良くしてこう!面白くしていこう!という想いで地域活動に取り組んでいます。「何でもいいから自分でやってみることが大切」と、他の大家さんにもよくアドバイスするそうです。まずは楽しみながら、できることに取り組むという姿勢が良いですね。

大空室時代に備えて!ワクワクドキドキをいかに創るか

2019年7月9日・10日の2日間にわたって行われた“日本一小さな賃貸フェア「わくわく賃貸まつり2019summer」”でのセミナーの様子。
(写真提供©koshimizutakahiro.com)

越水さんは、不動産業界に関わる人々が楽しく、わくわくする賃貸経営や不動産経営を行うために優良な情報を得る場を設けよう!と「賃貸UP-DATE実行員会」を設立。大家さんだけでなく、不動産業者さん、建築家さん、施工業者さん、入居者さんまで参加できる情報交換と交流の場となっています。

——いままで大家さん同士の横のつながりはなかったのでしょうか?

越水さん
従来の大家さんって不動産業者さんにお任せで、入居者さんと直に会うこともない遠い存在でした。だから横のつながりも必要なかった。しかし、将来大空室時代が来ると言われている昨今です。これからの大家さんは、人任せじゃなく、自分で勉強して行動しなければ。「賃貸UP-DATE実行員会」は、その情報共有のための場づくりです。大家さんも働き方改革ですね(笑)。

溝の口にある築90年の古い建物をリノベしたレンタルスペース「nokutica(ノクチカ)」で定期的に行われている、越水さん主催の「コシガタリ」の様子。「コシガタリ」は、日本全国から各界のキーマンを招いて語っていただくライブセミナーです。
(写真提供©koshimizutakahiro.com)

——これからの大家さんに必要なことは何でしょうか?

越水さん
分譲マンションと違って、大家さんは賃貸物件のリーダーです。アイデア次第で何でもできるんですよね。他の大家さんには、何でもいいから自分でできることからやってみることをアドバイスしています。空室が出たら、そこでDIYでも何でも自分のアイデアを試してみればいい。たとえば今度、宮前区のマンションの1階をシェアキッチンスタジオに改造する企画を考えています。日中子育てをしているママさんが近隣に多いので、子連れで集まって食事できる場所としても、料理の撮影スタジオとしても使える場にしたい。起業したい人が週貸しでカフェやコーヒーショップとして活用してもいいですよね。
逆に、高津区には子どもたちの学びの場になるシェアスペースをつくりたいです。子ども達が家事や縫製など、勉強以外の実学を学べる場にできたら面白いなあと、夢が広がります。お金をかけなくても、空室対策ってアイデア次第でいろいろなことが出来ます。空室が出たらこのアイデアをトライしてみようと、ワクワクドキドキしています。

賃貸物件へのネットやIoT活用アイデア

——ネットやIoTを賃貸物件に活用するアイデアはありますか?

越水さん
ユニークな取り組みをしている賃貸物件と、家探しをしている入居者さんとをマッチングさせる会員制の有料アプリとかがあると面白いですね。さきほどお話した、住んでいる人だけが知っている街のお役立ち情報や、シェアキッチンスタジオやシェアスペース情報も盛り込んで、地域に役立つ情報提供ができるネットワークができると良いですね。

——最近では、ネット環境も必須のインフラとなってきました。賃貸物件における高速インターネット環境の整備は、重要でしょうか?

越水さん
現在スマートフォンは生活に欠かせないアイテムの一つとなっている中で、ネット環境は重要な生活インフラだと思います。工事取り付けも昔より簡単になっているので、築年数の経った物件での付加価値として、内見者様や入居者様に喜んでいただけると思いますね。

——賃貸住宅・分譲住宅をはじめ、Webカメラによるセキュリティの向上、IoTによる生活利便性の向上なども期待されています。これらについての期待や付加価値はありますか?

越水さん
20~40歳代の生産世代の方たちは、帰宅が遅かったりお部屋にいる時間も少なかったりすると思うので、こういったIoT設備は喜ばれると思いますね。多くのカメラをつけて完璧な見張りのシステムをつけることは、正直良いとは思いません。しかし、カメラ自体の性能の向上や、白黒ではなくカラーの防犯カメラであるなどの品質向上は、とても嬉しいと思います。

——インターネットに対して、これからの賃貸住宅で何か期待したいことはありますか?

越水さん
現在でもあるように「インターネット無料」という特典は、若い入居者さんにとっては嬉しいのではないでしょうか。しかしスピードが足りなくて、結果自分で別の回線に加入するという方もいるそうですが…。時代とともにネット環境も日々進化し、容量も多くなっています。速度や容量が自然にアップデートするようなシステムにより、機能性が向上していくと嬉しいですね!


越水さんは、積極的に大家さん同士の情報共有を図っています。今後も大家さんのヒントになる、さまざまな取り組みを追いかけていきたいと思います。
また、これからのマンション・ラボでは、越水さんのようにユニークなアイデアで、賃貸物件やコミュニティを活性化させている賃貸オーナーの方々の取り組み事例を紹介していく予定です。こうした事例は、賃貸オーナーや管理会社、分譲マンション居住者や管理組合にとっても、ヒントになることが多いはずです。ご期待ください!

越水 隆裕(こしみず たかひろ)さん

大学卒業後ロンドンへ。語学学校に通いながら革製品を扱う工場で働き、その後バッグブランドの立ち上げに関わる。2年間働き、2001年祖父の他界をきっかけに、父の会社にて不動産管理とアパレル営業を同時にスタート。その後、アパレル業で培ったノウハウを活かし「カラーリングリフォーム」を賃貸物件に施工、日々満室に近い賃貸経営を行う。お部屋のカラーリングはもちろん「ココロ」のカラーリングにも注目し、地域貢献活動や住人さんとのDIYなど、人との繋がりを広げる中での質の高い賃貸経営にチャレンジ中。
コシミズタカヒロドットコムfrom Kawasaki ※外部サイト

2019/09/04