空室0%!賃料UP!を実現する若手大家さん・越水さんの元気とアイデアがあふれる取り組みを紹介!

(写真提供©koshimizutakahiro.com)

今回は、賃貸オーナーとして“ワクワクする賃貸物件づくり”を行う越水隆裕さんに、“空室0%”の秘訣を伺います。越水さんは、カラーリングリフォームや地元の野菜を入居者に無料配付するなど、話題のサービスを次々と提供し、居住者コミュニティを構築するカリスマ大家さんです。

カラーリングリフォームで個性的な賃貸物件を創造する!

川崎市高津区と宮前区に賃貸マンションなどを所有する賃貸オーナーの越水隆裕さん。家業の不動産管理を継ぐまでは、イギリスでレザーバッグブランドをプロデュースするなど、ファッション業界から賃貸フィールドへ飛び込んだ異色の経歴の持ち主です。

今回は、越水さんが所有する賃貸マンション「キャムパークハウス」で、カラーリングリフォームとホームステージング(室内演出)を施した3DKのお部屋に伺いました。東急田園都市線「宮崎台」駅から徒歩9分、築28年・3階建てのマンション「キャムパークハウス」の一室の扉を開けると、カラフルで明るい雰囲気のお部屋が目に飛び込んできます。

玄関から部屋を見渡したところ。なんだかワクワクしませんか? 越水さんは、このワクワク感が重要だと言います。
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ベランダ側からお部屋を見渡したところ。リビングダイニングは鮮やかなブルーの壁面、キッチンはダークグリーン。とっても個性的なカラーリングの賃貸マンション。職人さんの手助けなどもありますが、これらを越水さん自身がDIYしたというから驚きです。
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——個性的なお部屋で、このテイストが好きな人にはたまらないですね。評判はいかがですか?

越水さん
「いろいろとお部屋を見学しましたが、いままでこんな部屋はなかった!」と言ってご入居を決めてくださる方が多いです。あえて万人受けしない個性的なインテリアやDIYを施して、このテイストが好きな方に借りていただきたいと考えています。「キャムパークハウス」のある宮崎台エリアは、子育て家族やご夫婦で暮らす人が多い、自然豊かなベッドタウンにあります。最近はとかく駅近物件が好まれますが、部屋の魅力で差別化していくようにしています。

【POINT①ターゲットに合わせたリフォーム&ステージング戦略】

実際、今回見せていただいたお部屋は、この後すぐに借り手がついたそう。越水さんの所有する賃貸マンションは、この他に高津区にもあり、エリアの特性やターゲットに合わせたカラーリングリフォーム&ホームステージングを施しているのが特色です。

部屋には、近隣のスポットの写真と説明をギャラリー風に展示。部屋の内覧だけではなく、周辺環境の“外覧”もしてほしいという、越水さんの想いから生まれたアイデアです。

——周辺環境を写真でお洒落に紹介するアイデアもいいですね。

越水さん
入居者さんには、自分が住む部屋だけじゃなく、住んでいる街のことも好きになってほしいんですよね。それに部屋探しに来た人って、不動産屋さんの車で直接来ることも多い。駅前の様子や、近くにどんなスポットや美味しいお店があるのか、そんなまわりの魅力も教えたいなと思っています。

【POINT②周辺情報の提供】

周辺情報をフォトギャラリー風に展示してさりげなく提供しているのは、借り手にとっては有り難い情報ですよね。住んでいる人だから知っている、お値打ちのスーパー、地元で評判のいい病院、美味しい居酒屋などの周辺情報に、入居者がアクセスできれば、きっと暮らしやすくなるはず。そんなクチコミ情報も、積極的に提供していくと良さそうです。

居住者へ野菜を無料配付!プチギフトが交流に

賃貸マンションのエントランスに設置された、入居者さんへ無料提供する地場野菜ボックス。好きな野菜を持っていってくださいというfeel freeサービスです。
(写真提供©koshimizutakahiro.com)

大家さんとしての越水さんのユニークな取り組みは、DIYだけではありません。入居者さん向けに無料で野菜を配るサービスは、「太っ腹大家さんの取り組み」としてテレビで取り上げられて話題になりました。

——野菜を無料で配ろうとしたきっかけは何ですか?

越水さん
3年ほど前に、本来は収穫祭であるハロウィンを楽しんでもらおうと思って、入居者さんに川崎の農家さんから仕入れた地場野菜をお配りしました。テレビでは「太っ腹大家さん」と大袈裟に言われましたが(笑)、半年に一度くらいのものですし、地元の農家さんから安く買わせてもらっているので、自分的にはいつもお世話になっている入居者さんへの感謝の印だと思っています。

——反応はいかがですか?

越水さん
最初は各家庭に一律で野菜を配っていたのですが、中には「忙しくて料理をしない」「たくさんもらっても困る」など、各家庭によって事情が異なります。それで、皆さんが食べたいものを好きなだけ自由に選べるように、エントランスに野菜ボックスを置いてお持ち帰りいただく方式にしました。

テレビで紹介されたことで、多くの方々から「テレビ見ましたよ」「すごいですね!」と大家さんの仕事を伝えることができ、入居者さんも自分の住むマンションを自慢に思えるなど、無料野菜がコミュニケーションのきっかけとなったと越水さんは言います。

こちらは、エントランス前に設置している、収穫自由な紫蘇とバジルの「食べられる植栽」。「食べられる植栽」の成育や収穫が、入居者同士のコミュニケーションをつくりだすことを期待しているとのこと。
(写真提供©koshimizutakahiro.com)

無料野菜以外にも、クリスマスや節分などの季節のイベント毎に、何かしらプチギフトをプレゼントする越水さん。大家さんと入居者さんとの間で「ありがとう」から始まるコミュニケーションの中には、ときに「飲みにいきませんか?」なんていう入居者さんからのお誘いもあるそうです。

【POINT③プチギフトによる心の交流】

無料野菜だけでなく、ちょっとしたギフトが、大家さんの気遣いを感じさせるもの。「ありがとう」という言葉から心の交流が生まれて、コミュニケーションが広がっているようです。

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2019/09/04