マンションの公式サイトは資産価値向上につながる!?ザ・パークハウス横浜新子安ガーデンの新たな取り組み

管理組合がマンションの公式サイトを開設して、内外に向けて情報を発信するケースが増えています。防災やコミュニティ活動に熱心なザ・パークハウス横浜新子安ガーデン管理組合様も、今年2019年1月に公式サイトをオープン。その開設のきっかけと目的についてお話を伺いました。「公式サイトを開設したい」と考えている管理組合の方々必見のテーマです!

マンションの公式サイトを開設した理由とは?

ザ・パークハウス横浜新子安ガーデンは、2015年に出来たばかりの大規模マンション。写真向かって右から、理事の野邨(のむら)健太さん、副理事長の佐久間学さん、理事(サイト運用担当)の牧野恒輔さん。

ザ・パークハウス横浜新子安ガーデンは、積極的なITツールの活用、地域と連携した防災活動、イベント開催によるマンションコミュニティづくり、管理組合の法人化など、意欲的な管理組合によって運営されています。

これまでにもマンション・ラボでは、ザ・パークハウス横浜新子安ガーデン管理組合様のITツール活用事例を取材しています。ITツールをバリバリ使いこなす管理組合様だからこそ、公式サイトの開設は自然な流れだったようです。

マンションの防災力を高める!ザ・パークハウス横浜新子安ガーデンから、ITツールの活用方法を学ぶ

——公式サイトを開設しようと考えたきっかけは何でしょうか?

野邨さん
マンションの情報やイベント、管理組合活動を積極的に行っていることを外部にアピールできる公式サイトは、資産価値の向上に役立てるツールとして欠かせないと思いました。管理組合活動が活発でメディアに多く取り上げられている「先輩マンション」が、公式サイトを開設して、積極的に情報発信されているところが多かったのも一因でした。

不動産コンサルタント長嶋修さんと「マンションの未来を考える」
管理組合のサイトやSNSからの情報発信が評価される時代がやってくる!?

確かに、管理組合が公式サイトやSNSから積極的に情報を発信することで、マンション購入検討者にも大きな影響を与えるはず。「マンション管理組合が情報発信をして評価される時代が確実にやってきますよ」と、さくら事務所の長嶋 修さんも以前コメントされていました。マンション管理組合の公式サイト開設は、これからどんどん増えていきそうな予感がします!
とはいえ、管理組合が公式サイトを開設するにあたっては、制作や運用の費用がかかるはず。その点についてはどう解決されたのでしょうか?

総会決議での住民の反応は?

ザ・パークハウス横浜新子安ガーデンの公式サイト。トップページから、ID/PASSのかかった「住民専用ページ」へもログインできる仕様になっています。

——とはいえ、開設への反対意見はなかったのでしょうか?

佐久間さん
マンションの公式HPを持ったほうが良いというのは理事共通の考えでしたので、理事会内での反対はありませんでした。ただ、開設にあたっては制作費用やシステム利用料などが必要となります。そこで予算を見積もって総会にかけて、2018年1月の総会で決議されたのですが、質疑応答でも、ほぼ反対意見はありませんでした。
逆に複数の方から

・定期的な更新がなければすたれてしまう
・維持管理のために定期的な更新ルールが必要なのではないか?
・更新作業が理事会の負担にならないか?
・費用対効果として、アクセス数を伸ばすための施策はあるのか?

という建設的なご意見をいただきました。

公式サイトでは、マンションの「財政」についてもしっかりと説明されています。マンション購入検討者にとっては、とても大切なチェックポイントですね。

——素晴らしいですね! 住民からほとんど反対がなかったのはなぜだと思われますか?

佐久間さん
当管理組合は設立当初から資産価値の維持向上を目的にさまざまな取り組みを実施しているという自負があり、その内容や経緯を広報紙や理事会便りで住民のみなさんに伝えるようにしてきました。また、各種メディアへの取材協力も積極的に行っており、メディア掲載時にはその都度住民に記事を共有することで外部への情報発信の重要性も訴えてきました。そのことが、今回みなさんの理解に繋がったと考えています。

【公式サイト開設のためのTIPS/質問と回答を想定しておく】

住民からの質問は、そのまま総会で活用できるFAQに使えますね。
たとえば、「費用対効果として、アクセス数を伸ばすための施策はあるのか?」という質問には、閲覧者は購入検討者というターゲットを定め、物件名で検索上位になるようにアクセス対策を行う旨をしっかりと説明して回答されたそうです。質疑応答を想定しておくと、住民に説明しやすいはずです。

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2019/07/03