チュイルリー公園を彩る恒例のガーデン祭「ジャルダン・ジャルダン」が開催

パリは6月後半になっても雨の日が続き、肌寒い初夏となりました。とはいえ、雨に濡れ、そして太陽の光に照らされて鮮やかさを増す木々の緑を見ていると、夏の訪れを実感します。

6月初めには、昨年もご紹介したガーデニングのイベント「ジャルダン・ジャルダンJardins, Jardin」がチュイルリー公園で開かれ、2万人が訪れました。

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10回目の記念すべき年を迎えた今年は、会場のチュイルリー公園のほかヴェルサイユ宮殿などの庭園を手がけたアンドレ・ル・ノートルの生誕400年。「ル・ノートルの遺産に対する我々のビジョンを提案すること」が、主催者の狙いだったそうです。

このため会場には、幾左右対称で何学的な構成などが特徴的な“フランス式庭園”を現代風に解釈した庭園が多く紹介されていました。

チュイルリー公園の一角で開催。真夏のような暑さになった週末は、多くの人が訪れました。

造園の専門学校は、洗濯物がたなびく庭を思わせる演出でプロジェクトを紹介。

まずは同イベントのために造られた、豪華なガーデンを紹介します。

フィガロ誌が出展した「ブロッドリーBrôderie」は、アンドレ・ル・ノートルが手がけたフランス式庭園 の“凝縮”。幾何学的なデザインの芝生や円錐形などにかたどった樹木などが特徴的です。

毎年話題になるシャンパーニュ・メーカー「ローラン・ペリエ Laurent Perrier 」の作品。「ランスタン・グラン・シエクル L’Instant Grand Siècle 」と題した作品は、同社が所有するシャトー・ルヴォワ城の庭の作者であるアンドレ・ル・ノートルへのオマージュです。

風になびくベールをくぐると、バラで覆われた壁が現れました。

“緑の壁”のスペシャリスト「ジャルダン・ドゥ・バビロン Jardin de Babylone 」は、竹の大きなオブジェで都会の森を表現しました。10~45cmの竹筒を220本重ねているので、アパルトマン用に小さなサイズにすることも可能だそう。庭の周囲にはカラフルな木板で覆って、モダンなイメージに仕上げています。

「ジャルダン・ドゥ・バビロン」のその他の作品

安らぎを与える都会の庭「ル・ジャルダン・プレジールLe Jardin Plaisir(喜びの庭)」は、Horticulture&Jardins社の作品。

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2013/07/03

プロフィール

三富 千秋

パリ在住のフリーライター。パンや菓子、料理など食の話題を中心に雑誌や食専門誌に発信しているほか、フランス人のライフスタイルについてのコラムも執筆。フランス人の日常生活をさらに知るべく、フランス各地で取材中。


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