パリのバカンスシーズン ~郵便物や植物の世話は?~

前回、1カ月にわたるバカンス中の空き巣対策についてお話しました。今回はさらに3 つの心配事について、お話したいと思います。

郵便物の管理

空き巣対策にも関連していましたが、郵便受けにたまってしまう郵便物は、留守であることをアピールするようで心配のひとつですね。隣人や知り合いがいる場合は、時々チェックに来てもらい、郵便物を保管しておいてもらうこともできます。しかし、お願いできる人もいないし、管理人さんもバカンスを取ってしまって不在といった人のために、郵便局は“ギャルド・デュ・クリエGarde du courrier”(郵便物保管)というサービスも提案しています。1日から最大2カ月までお願いできて、日数も郵便物の量も関係なく、料金は均一19ユーロ。契約日の終了後、保管していた手紙や小包などを配達してくれますし、自分で郵便局に取りにいくこともできます。また、違う住所への転送サービス(21ユーロ~)や、バカンス先の最寄りの郵便局留めにしてもらうサービス(21ユーロ~)もあります。

パリ市内の郵便局。郵便物の保管や転送サービスを行っています。

植物の世話

郵便物と同じく、隣人や知り合いに頼みます。私も以前住んでいたアパルトマンで、お隣の女性から水遣りを頼まれたことがありました。最近では、販売されている自動的水遣り装置を買うのが、一番安心です。

テラスの植物は、必要であれば、置く位置も替えてから出かけます。

ペットたちの世話

「トロワ・ミリオン・ダミ」の今年のキャンペーンのポスター。スローガンは「動物は泣かない……沈黙の中で叫んでいる」。

フランスでは、ペットを受け入れてくれるホテルが多いため、バカンスはペットと一緒に過ごす人がほとんど。フランス国内を旅すると、海岸にも山にも、街にも、いつでも犬を連れた人に出会います。それでも、フランス国外に出たり、諸事情がある場合は、知り合いやペット・シッターに頼みます。バカンス時期がずれていれば、ペットを飼っている人同士が、順番に預かっている場合もあります。

一方で、バカンス中に捨てられるペットがとても多いという悲しい現実もあります。動物愛護団体「トロワ・ミリオン・ダミ30 millions d’ami」によると、フランスでは毎年10万匹の動物が捨てられ、そのうち6万匹が夏に集中しているというのです。同団体は毎年、6月半ばからキャンペーンを張って、飼い主に責任ある飼い方を呼びかけています。

2012/08/09

プロフィール

三富 千秋

パリ在住のフリーライター。パンや菓子、料理など食の話題を中心に雑誌や食専門誌に発信しているほか、フランス人のライフスタイルについてのコラムも執筆。フランス人の日常生活をさらに知るべく、フランス各地で取材中。


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