パリで注目を浴びる、自然派お掃除洗剤!

日本で重曹やクエン酸を使ったお掃除洗剤が注目を浴びているように、フランス人の間でも、自然派の洗剤への関心が次第に高まっています。

料理・製菓教室を開いている「アトリエ・デ・サンス」は、環境問題や肌アレルギーに悩んでいる人が増えていることから、自然派コスメと家庭用洗剤の教室もスタート。パリ8区にある料理ツールや雑貨を扱うショップ「レフェ・メゾン」では、石けんや洗剤をつくるための材料も販売しています。

「レフェ・メゾン」の店内。手づくり家庭用洗剤に関する本や必要な材料が、楽しい掃除用具とともに紹介されています。

手づくりの石けん。石けんづくり教室も開いています。

手づくりコスメと洗剤を担当するクリステルさんは「自分で作るのは面倒だと考える人が多いのですが、材料とレシピがあれば誰でも家で簡単につくれますよ」と話します。

オレンジのさわやかな香りが広がる空気洗浄スプレー(左)、磨き粉。センスのあるシールを貼れば、おしゃれなコスメにも見えます。

磨き粉と空気洗浄スプレーは、レシピを印刷して店内に設置。あっという間になくなってしまうことからも、需要の高まりを実感するそうです。

たとえば磨き粉は、重曹と洗濯ソーダ(結晶ソーダ)、「ブラン・ドゥ・ムドン(石灰の白いパウダー)」、パウダー状のマルセイユ石けん、好きな香りのエッセンシャルオイルをよく混ぜるだけ。洗面台やバスタブ、鍋やオーブンなどに振りかけて、湿ったスポンジで磨きます。ちなみにブラン・ドゥ・ムドンのムドンはパリ近郊の町で、ムドンに石灰の採石場があったことから、名づけられました。

また空気洗浄スプレーに必要な材料は、ウオッカに水、3種類のエッセンシャルオイル、ナツメグ、シナモン、削ったトンカ豆。まるで料理のレシピです。エッセンシャルオイルはオレンジやラベンダー、イランイランなど、香りの好みで選びます。

家庭用洗剤に必要な材料や容器が並んでいます。

クリステルさんによると、洗濯洗剤に興味がある人が増加しているそう。必要な材料は、細かくカットした石けん、洗濯ソーダ、ホワイトビネガー。肌に直接触れるものですから、自分の肌だけでなく、子供たちの肌も安全に包んであげたいものです。

日本では年末が大掃除のシーズンですが、フランスでは、陽気がよくなる春から初夏にかけてが大掃除シーズン。エコで安全に、家も体もリフレッシュ。

Atelier des Sens – L’Effet Maison

32 rue Vignon, 75009 Paris

2012/07/03

プロフィール

三富 千秋

パリ在住のフリーライター。パンや菓子、料理など食の話題を中心に雑誌や食専門誌に発信しているほか、フランス人のライフスタイルについてのコラムも執筆。フランス人の日常生活をさらに知るべく、フランス各地で取材中。


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