マンションインテリアにも取り入れやすい、フランスのアート工芸

フランスの伝統工芸を現代につなぐ “アルティザン”たちのインテリアグッズ

日系企業や日本食レストラン・食材店が建ち並ぶパリのオペラ座近くに、「タラン オペラ」というインテリア・ショップがあります。

このお店がほかのインテリア・ショップと違うのは、クリエーターのすべてが、「アトリエ・ダール・ドゥ・フランスAtelier d’Art de France(フランス・アート工芸協会)」に所属しているハンドクラフト職人であること。同協会は1868年に設立された、フランス初の職人団体で、現 在の会員数は約5400人。フランス伝統工芸のノウハウの保護と継承、アルティザン(アート職人)やアーティストの支援を行っています。

2階から見おろした店内。バレエやオペラの会場として知られる「オペラ ガルニエ」のすぐ近く。

2階から見おろした店内1階。バレエやオペラの会場として知られる「オペラ ガルニエ」のすぐ近く。

1階の様子。11月初めからは、クリスマスをテーマにした作品が並ぶ予定です。

1階の様子。11月初めからは、クリスマスをテーマにした作品が並ぶ予定です。

1階に並んでいた展示オブジェ

1階に並んでいた展示オブジェ。

同協会は、アルティザンやアーティストの作品を、より一般の人の目にふれる場で紹介したいと、「タラン」という名のショップをオープン。“タラン”とは、才能を意味するフランス語です。まず2000年、凱旋門に近いパリ17区に「タラン エトワール」、続いて「タラン オペ ラ」が2008年にオープンしました。「エトワール」はより伝統的な作品を、今回紹介する「タラン オペラ」の方が、よりモダンで、コンテンポラリーな作品を紹介しています。

陶芸家Gaëlle Guingant-Convertのオブジェ(300ユーロ)

陶芸家Gaëlle Guingant-Convertのオブジェ(300ユーロ)。

テキスタイル作家Valérie Saïdは、 フエルトでランチョンマットを制作(120ユーロ)。

テキスタイル作家Valérie Saïdは、 フエルトでランチョンマットを制作(120ユーロ)。

こちらも同じく、テキスタイル作家Valérie Saïdのフエルトのランチョンマット(120ユーロ)と、Fanny Laugier の白い素焼きのカップ(36~40ユーロ)。紙にもみえる素焼きの素朴な風合いがきれい。

こちらも同じく、テキスタイル作家Valérie Saïdのフエルトのランチョンマット(120ユーロ)と、Fanny Laugier の白い素焼きのカップ(36~40ユーロ)。紙にもみえる素焼きの素朴な風合いがきれい。

吹き抜けの2階建ての「タラン オペラ」には、家具や彫刻、陶器、ガラス製品、金属工芸、ジュエリー、ランプ、テーブルウエアなど、200人ほどのクリエーターの作品が並びます。すべて、フランスで活躍するクリエーターです。

陶器のボトルを組み合わせた木棚、フエルト製のカーテンやランプシェード、ボトル型の陶器のオブジェ、石ころをイメージしたテーブルなど、作品の多くが、シ ンプルで、かつ個性的なデザイン。

2階の一角は、陶皿のコーナー。

2階の一角は、陶皿のコーナー。

Elise Lefebvreの皿の上には、犬が歩いている!(6枚セット645ユーロ)

Elise Lefebvreの皿の上には、犬が歩いている!(6枚セット645ユーロ)

ガラスのコルク(35ユーロ)はガラス職人Brabant & Villechangeの作品。

ガラスのコルク(35ユーロ)はガラス職人Brabant & Villechangeの作品。

繊細なガラスで創った塩入れ(小30ユーロ、大38ユーロ)。Brabant & Villechange作。

繊細なガラスで創った塩入れ(小30ユーロ、大38ユーロ)。Brabant & Villechange作。

2階のスペースは、リビングルームがテーマ。

2階のスペースは、リビングルームがテーマ。

36個の“チューリップ”を組み合わせたサイドテーブル(788ユーロ)は、リビングを明るくしてくれそう。木工職人のDrugeot Laboの作品。

36個の“チューリップ”を組み合わせたサイドテーブル(788ユーロ)は、リビングを明るくしてくれそう。木工職人のDrugeot Laboの作品。

奥に見えるトーテム型のオブジェは、フエルト製。もこもこした素材が、部屋をあたたかい雰囲気に。

奥に見えるトーテム型のオブジェは、フエルト製。もこもこした素材が、部屋をあたたかい雰囲気に。

木工職人Drugeot Laboの棚は、陶製のボトルが柱に(1038ユーロ)。簡単に取り外しができるので、もちろん花瓶として使えます。

木工職人Drugeot Laboの棚は、陶製のボトルが柱に(1038ユーロ)。簡単に取り外しができるので、もちろん花瓶として使えます。

あわい色あいのトネリコ材による“モザイク絵画”(1940ユーロ)。Jean Luc Mérigot作

あわい色あいのトネリコ材による“モザイク絵画”(1940ユーロ)。Jean Luc Mérigot作

1000ユーロを超す作品も多いですが、陶作品などは30ユーロ前後からあるので、さりげなく、部屋にアートを取り入れられそう。さらに、95%を超す作品が一点ものなので、付加価値の高い作品ばかり。パリに来る機会があれば、ぜひこのお店で、“メイド・イン・フランス” のタラン(才能)を探してみてください。オーダーメードも受け付けています。

Talents – Opéra
1bis, rue Scribe, 75009 Paris
電話 : 01 40 17 98 38
開館時間:11時~19時
休館日:日曜
http://www.ateliersdart.com/talents-opera,4,137.htm

2011/11/24

プロフィール

三富 千秋

パリ在住のフリーライター。パンや菓子、料理など食の話題を中心に雑誌や食専門誌に発信しているほか、フランス人のライフスタイルについてのコラムも執筆。フランス人の日常生活をさらに知るべく、フランス各地で取材中。


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