古きパリとアジアが交錯する パリジャン流ライフスタイル

生粋のパリジャンが住まう、19世紀のアパルトマン

地上階には現代的なお店が入っています。パリ9区と18区の境界にあるバルベス・ロシュシュアール駅界隈は、モンマルトルの丘のふもとに位置していて、移民たちが多く住むにぎやかな地区。旅行業に携わるモーリス・ラルエさんは、この地区に約40年前から住み続けています。

モーリスさんの住まうアパルトマンは、白壁に鉄のバルコニーのある、パリらしい建物の5階(日本式6階)にあります。建築年は、1870年頃にさかのぼるそう。地上階(同1階)には香水店が入店し、1階から上に30のアパルトマンがあります。

コード式(番号式のオートロック)の共用玄関を抜けて

歩道に面した木の重い扉を開け、コードを押して建物の中に入ると、高い天井の廊下があります。この奥にはさらに木の扉が。住民はカギで開け、それ以外の人はインターフォンで訪問先の住民を呼び出して開けてもらう形になっているそうです。階段、またはエレベーターを使って、5階へ上ります。

共同ビルに入ると廊下があり、その奥にさらにコードがある扉があります。

共同ビルに入ると廊下があり、その奥にさらにコードがある扉があります。

モーリスさんがこのアパルトマンに住み始めたのは、今の仕事を始めた1972年のこと。もともとは友人が住んでいたアパルトマンだったそうです。駅に近く、にぎやかな界隈のため、まず2日間宿泊してみて、アパルトマン内の騒音を確認。「室内がうるさいかもしれないと心配していたのですが、窓を開けてもとても静かだったし、アパルトマンの状態も良好だったので、すぐに住まうことを決めました」。

2011/04/21

プロフィール

三富 千秋

パリ在住のフリーライター。パンや菓子、料理など食の話題を中心に雑誌や食専門誌に発信しているほか、フランス人のライフスタイルについてのコラムも執筆。フランス人の日常生活をさらに知るべく、フランス各地で取材中。


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