[HOUSEVISION 2013 TOKYO EXHIBITION]で日本の住まいのこれからを体感する

[HOUSEVISION 2013 TOKYO EXHIBITION]とは?

現在、お台場の青海駅前特設会場で開催中の[HOUSEVISION 2013 TOKYO EXHIBITION]は、「新しい常識で都市に住もう」という理念のもと、これからの日本の住まいを具体化した大規模な展覧会です。

桟橋のような観覧ブリッジの左右に7つの展示が。このほか会場にはメインホールや蔦谷書店、スターバックスなども

港に面した約1万5000㎡の会場に展示されるのは、有名建築家とさまざまな企業のコラボレーションによって生まれた7つの住まい。これらの住まいにはそれぞれ「シェアリング・コミュニティ」や「家具」、「エネルギー」などの異なるテーマがあり、マンションライフに取り入れられる要素も。

また、展示のほとんどが実物大で設計されているため、「この家で暮らしたら、こんな感じ?」ということが具体的な手ざわりを持って体感できるのが特徴です。

[HOUSEVISION 2013 TOKYO EXHIBITION]

開催期間:2013年3月2日(土曜)~3月24日(日曜)
入場チケット:一般1800円、学生1500円、一般3回券4500円、学生3回券3500円
交通:ゆりかもめ青海駅より徒歩1分、りんかい線東京テレポート駅より徒歩8分
http://house-vision.jp/

住まいの未来へのさまざまなアプローチ

木製の観覧ブリッジが7つの展示をつなぐ[HOUSEVISION 2013 TOKYO EXHIBITION]の会場。では、ここでは具体的にどんな展示がされているのでしょう。

土間を中心に屋外と屋内がゆるやかにつながる「住の先へ」

各展示は企業×建築家のコラボレーションで実現しています

たとえば「LIXIL」と建築家の伊東豊雄さんのコラボレーションハウス「住の先へ」では、断熱窓や可動縦型ルーバーなどの最先端の設備機器を活用する一方で、伝統的な日本家屋のディテールを取り入れています。

「省エネルギーでありながら、心地よく暮らすためには?」。未来的でいて、どこか懐かしさを感じるこの住まいは、そんな問いを投げかけてくれます。

「ホンダスマートホームシステム」で確保されたエネルギーを利用する電動コミューターも展示されています

(写真左)新しいパーソナルモビリティ「UNI-CAB」に乗って屋内やバルコニーを移動するスタッフの姿も。(写真右)未来都市型電動コミューター「MICRO COMMUTER CONCEPT」も見どころのひとつ

「HONDA」と建築家の藤本壮介さんのコラボレーションで生まれたのは「移動とエネルギーの家」。電気をつくり、蓄え、循環させる「ホンダスマートホームシステム」を実装したこの住まいでは、同システムで確保したエネルギーで動く最先端モビリティの姿も。

屋外、屋内、半屋内などの用途に応じて、電動コミューターや体重支持型歩行アシストなどさまざまな乗り物が展示されています。特に、室内をすいすいと移動する新しいパーソナルモビリティ「UNI-CAB」は、未来的! 今後の技術革新に期待が膨らむ展示です。

敷き瓦や杉皮塀、苔庭など、伝統的な和の素材や技術をアップデートした「数寄の家」

「住友林業」と現代美術作家の杉本博司さんの手による「数寄の家」は、伝統的な建築手法や素材、日本に息づいてきた美意識を、未来の住まいに向けて再構築したもの。茶室建築の手法や意匠を取り入れた「数寄の家」は凛とした佇まいが魅力で、中古マンションに取り入れることもできるそう。和テイストの住まいづくりを目指すなら、ぜひ参考にしたい展示です。

多彩なゲストが登場するトークセッションも要チェック

名だたる建築家やデザイナーを迎え、連日トークセッションが行われるメインホール

メインホールの隣には住まいや展示に関わる3000冊もの書籍がならぶ蔦谷書店が登場

個性的な展示とともに[HOUSEVISION 2013 TOKYO EXHIBITION]の目玉となっているのが、エントランス横のメインホールで会期中毎日行われるトークセッションです。

ゲストスピーカーは、同展覧会に参加した企業や建築家をはじめ、会場構成を手がけた建築家の隈研吾さんや、茶人の千宗屋さん、アーティストの日比野克彦さんなど、錚々たる顔ぶれです。

「日本デザインセンター」代表で[HOUSEVISION 2013 TOKYO EXHIBITION]のディレクターでもある原研哉さんがモデレーターをつとめ、「家」に関わるさまざまな知見が交わされていきます。

「住まいのこれから」をめぐって、さまざまな取り組みが行わる[HOUSEVISION 2013 TOKYO EXHIBITION]。後半のレポートでは、私たちのマンションライフにより活用できそうな展示をご紹介します。

次のページへ

2013/03/12