そろそろ親のことを考えよう—オヤノコトネット社の取り組み(前編)

30代、40代と年齢を重ねるにつれ、両親の将来や親孝行について、そろそろ考えはじめる人も多いのではないだろうか。そんな世代の方々にぜひ紹介したいのが、高齢の親を持つ40代以上の世代に向けて親孝行情報を提供する株式会社オヤノコトネットだ。7月に有楽町で開催予定のビッグイベント「オヤノコト®.エキスポ」や、フリーペーパー「オヤノコト®.マガジン」の活動について、代表取締役社長大澤尚宏氏にお伺いした。

「そろそろ親のこと®・・・」40代以上の子ども世代の心に響いたキーワード

オヤノコトネットが配布するフリーマガジン「オヤノコト.マガジン」で、最初に目につくのが、表紙のコピー「そろそろ親のこと・・・」だ。大澤氏は、この言葉をきっかけにして、40歳以上の子ども世代が自分達の親のことを考え始めてくれたら、そういう想いを込めてネーミングしたという。

「私自身も含めて30代半ばから40代~50代の子世代が、高齢期を迎えた親の健康や安全について、なんとなく不安を感じています。親が健康で安全な生活を送り続けるためサポートをしたいし、たまには親孝行したいと想いつつ、ふだんは仕事や自分の家族のことで忙しく、親のことまでなかなか気が回らない。親も元気だからまだまだ大丈夫と自己完結してしまうのではなく、高齢期を迎えた親とどう向き合っていくべきかを考えてほしい、この言葉にはそんな気持ちを込めています」

大澤氏がネーミングした40歳以上の子ども世代「オヤノコト」世代には、「親孝行で旅行したいけど・・・」「オレオレ詐欺みたいな電話があって不安だと言っていたな・・・」「そろそろ同居を考えようかな・・・」など、こうした想いを持ちつつ実現できていない人や、漫然として不安を感じている人が多くいる。そんな「オヤノコト」世代に対して、的確で安心な商品やサービスを提供することはこれからの高齢化社会に必要な事業だ、と大澤氏は語る。

「まだまだ」ではなく「そろそろ親のことを考えてほしい」がテーマ

これまでは、高齢者やシニアと言えば、介護シニアかアクティブシニアの両極に区分されてしまい、上記のような介護でもなく、アクティブでもない、いわゆる「なんとなく気になる」高齢期の親をもつ子世代の潜在ニーズや不安を解消するメディアは存在しなかった。大澤氏がネーミングした多くの「オヤノコト」世代は、不安を感じたまま何も出来ないでいたと考えられる。

市場は自分達で創造する!

かつてない高齢化社会に突入した21世紀の日本社会。業種問わずさまざまな企業がシニアマーケットへの参入や商品開発に取り組んでいるとはいえ、営業的には厳しいのが現状。「シニアマーケットは難しい」、そんな声が聞こえるなかで、オヤノコトネットは、シニアのための優良な商品やサービスを提供する企業に声をかけ、親子二世代や高齢の親が夫婦で来場できるイベント「オヤノコト.エキスポ」を2008年から毎年開催している。当初から2万人を超える来場者が押し寄せる人気イベントとなった「オヤノコト.エキスポ」の取り組みは、各メーカーからもユーザーからも年々関心が高まっている。

「ギャップを埋める市場創造を目指したい」と語る大澤氏

「これまで提供されてきたシニアマーケットの商品やサービスは、前述したとおり両極でした。そもそもシニア=65歳以上的な区分けをしがちです。その上シニアマーケットというと(アクティブシニアは除き)、高齢者=弱者という発想だけで考えがちでした。しかし、まだまだ介護までは必要ないが(高齢になり)多少足腰や耳などの身体機能が低下しても、日常の生活を楽しく安全に過ごしたいと願う人たちにとって、本当に必要とされている商品やサービスというのはまだまだ顕在化していないものが多い。私達はその点に着目して、ニーズに合ったものを的確に提供できる仕組みづくりを考えています」

いままで潜在していながら、顕在化されていなかった点に着目した同社がスタートしたイベント「オヤノコト.エキスポ」は、オヤノコトネット社の情報発信の場であると共に、企業とユーザーの交流の場としても機能している。実際、企業担当者も「こんなに熱心な来場者が多い展示会はない」と驚くほど、来場者の真剣度も高い。会場には、親子、親世代、子ども世代、孫世代、さまざまな年齢層がそれぞれの思いや目的を持って来場しているようだ。

7月14日(土)・15日(日)「オヤノコト®.エキスポ2012」有楽町で開催!

「第5回オヤノコト.エキスポ2012」は2012年7月14日(土)・15日(日)に有楽町の東京国際フォーラムで開催される。各界の専門家や著名人による講演の他、「オヤノコト」世代に役立つさまざまな商品やサービスが一同に集うこの機会に、ぜひ参加してみてほしい。
サイトでは、昨年のエキスポの様子を動画でも見ることができる。
>オヤノコト.エキスポ

5月19日(土)・20日(日)、ららぽーとTOKYO-BAYで「オヤノコト.ミニエキスポ」を開催!

オヤノコト.エキスポに先だって、5月19日(土)・20日(日)には、南船橋にあるららぽーとTOKYO-BAY館内で、「ららぽーと×オヤノコト オヤノコト.フェア TOKYO-BAY」というミニエキスポが開催される。「そろそろ親のこと」をテーマに、さまざまな企業が「オヤノコト」世代、親世代に役立つ商品・サービスを紹介する。

また、ららぽーとTOKYO-BAY館内の店舗が、 5月14日(月)~20日(日)にかけての1週間のフェア期間中、親のこと、家族のことを思う生活情報や便利グッズを取り揃える。

>「ららぽーと×オヤノコト.フェア TOKYO-BAY」


次回記事では、オヤノコトネットが発行する「オヤノコト.マガジン」や、「オヤノコト」世代であるマンション居住者にできることの可能性を紹介する。

・後編はコチラ

株式会社オヤノコトネットとは・・・

「そろそろ親のこと」をコンセプトに、親や自分の家族のこれからの生活を守るヒントを提供する企業、株式会社オヤノコトネット。親子二世代で気軽に来られるイベント「オヤノコト.エキスポ」の開催や、フリーマガジン「オヤノコト.マガジン」の発行、親孝行情報提供サイト「オヤノコト.net」の運営など、さまざまな展開で親と子の関係を提案している。
株式会社オヤノコトネットの「オヤノコト.net」はこちら

※「オヤノコト」世代とは、高齢の親を持つ35歳から59歳の子ども世代のこと。株式会社オヤノコトネットの造語です。
※「オヤノコト」「家族のコト」「そろそろ親のこと」「オヤノコトドットネット」「親孝行旅行」は株式会社オヤノコトネットの登録商標です。

2012/05/16