やはり今年のテーマは“節電”!「エコライフ・フェア2011」レポート

6月に東京・代々木公園で開催された『エコライフ・フェア2011』に行ってきました。

『エコライフ・フェア2011』は、1990年以来、環境省(環境庁)が中心になって、生活の中で環境意識を高めることを目的に実施しているイベントです。環境意識が高まっている時代のトレンドの中、年々注目を集めています。

国が音頭をとって実施しているイベントですが、家族連れでの参加も目立ちますし、学生団体の出展など若い人も多く参加しています。

エコライフフェア2011

エコライフ・フェアの取組み

エコライフ・フェアは、イベント自体も環境に配慮していました。実施事項は様々ですが、その中には、最近よく聞く

「再生エネルギー(自然エネルギー)の活用」
「温暖化防止のためのCO2削減への取り組み」
「3R(リデュース・リユース・リサイクル)を意識したもの」

がありました。具体的にいくつかをご紹介すると…

<再生可能エネルギーの利用>

・太陽光パネルを設置して、イベント電力の一部に太陽光発電を利用
・発電機には、バイオ混合燃料を利用

<CO2削減への取り組み>

・会場内で使用する主要電力は、カーボンオフセット
・飲食メニューには、フードマイレージを記載

<3R:リデュース/リユース/リサイクル>

・不要パンフレットの回収
・飲食エリアの食器のリユース
・イベント後のゴミは、専門の再生工場でのリサイクルを実施

など、環境への負荷が少ないイベント運営が徹底されていました。

※カーボンオフセットとは
CO2 を排出する活動をした際に、その CO2 の排出量を計算し、その排出量に見合った CO2 削減活動に投資や寄付することで、排出された CO2 を埋め合わせるという考え方のこと。

※フードマイレージとは
食料の生産地から消費地までの距離に着目し、なるべく近くでとれた食料を食べることで、輸送に伴うエネルギーを出来るだけ減らし、環境への負荷を軽減しようという考え方のこと。

今年のテーマは、やはり『節電』

エコライフ・フェアの今年のテーマは、『みんなで節電アクション』。今年の夏の電力不足を解消するための様々な取り組みやアイデアの紹介がありました。

例えば、企業ブースでは、LEDの利用を促す展示がありました。以前のコラムでもご紹介させて頂きましたLEDですが、震災以降の市場規模の拡大に伴い、非常に手頃な価格になってきています(2009年は、7,000~8,000円した価格が、現在は、1,000円前後の商品も増えてきました)また、様々な用途にあった形状も増えてきていますから、これまでよりも利用できる機会が増えていますね。

また、面白い取り組みとしては、風鈴づくりを体験できるコーナーもありました。上手に電気を使って、節電をしながら暑さを解消するのも1つですが、電化製品がなかった江戸時代などの先人の知恵を活かして、風鈴の音色で心をリラックスさせることで、暑さを解消するというのも電力量が限られている今年には、合っている気がします。

風鈴づくり

風鈴づくり

密閉して、クーラーで冷やすというのも1つですが、午前中や夕方などは、自然の力(風)をうまく利用してみたいですね。

夏の計画停電は大丈夫?

先日も30度を超えましたが、今年の夏は、例年よりも暑いといわれています。昨年のピーク電力需要は、7月下旬で約6,000万kWでしたが、今年の夏までの東京電力の電力供給力は、火力発電などの設備を増やしたとしても5,000万kW程度だと言われています。7月後半のピークでは、昨年の需要量に対して供給が15%程足りないことになります。

政府は工場などの大口需要家を対象に強制的な電力制限も考えているようですが、自らが貢献できることとして、家庭の中で減らせる部分を考えて、努力していきたいですね。

2011/06/29