実りの秋 マンションのバルコニーで新米を収穫しました!

意外と知らないお米づくり

稲穂の収穫以前の記事「マンションでお米が作れる?バケツで稲づくりセット」でも紹介したとおり、春からスタートしていたマンションお米作り計画。バルコニーの小さな「バケツ田んぼ」で栽培していたのですが、秋になり無事に収穫することができました。種もみの状態から芽を出し、緑の葉をぐんぐ伸ばしながら育っていく様子を観察するのは、本当に楽しかったです。

バケツ栽培なので収穫まで水を切らさないようにするのは意外と簡単でしたが、収穫後の精米の工程に、思っていたよりも労力がかかりました。普段あたりまえのように食べているお米ですが、実際に自分で育ててみることで、収穫の喜びや白米までの作業工程など、今まで知らなかったことがわかって、とてもよい経験になりました。

<お米作りのおおまかな行程>バケツ田んぼの稲穂

1.種もみを3日位、水に入れ発芽させる
2.野菜用の培養土を入れたバケツに水をはり、田んぼを作る
3.発芽した種もみ(苗)をバケツ田んぼに植える
4.水を切らさないように管理する
5.苗同士の間隔が狭くなったら間引く
6.稲穂が出てきて実ったら収穫する
7.収穫した稲穂を天気のよい日に干す
8.脱穀して精米する

家でもできた!!精米作業

お米を収穫してもまだいつも食べている白米にはなっていません。以下のような様々な工程を経て、初めて白米になります。

1.脱穀

脱穀

稲穂の茎の部分からもみの部分を外す作業で、しごくと取れます。家庭内で脱穀する方法はいろいろありますが、今回は割り箸で稲穂を挟み、引き抜く要領でしごいてみました。うまくしごけると小気味よく一気にもみが外れ、外れたもみが容器に落ちる音が気持ちいいのでやり出すと面白く結構はまります。

2.もみすり
もみすり

もみとお米を分離する作業で、これを経て玄米になります。すり鉢にもみを入れて軟式の野球ボールでこするとよいらしいのですが、わがや家に野球ボールが無かったので、すりこぎに手ぬぐいを巻いて代用しました。

なかなか簡単には外れませんでしたが、無心になって続けていると徐々に玄米らしきものが見え始めます。外れたもみ殻は邪魔なので息を吹きかけて外に飛ばしながら。20分位かかりましたが、もみが取れて米らしい形になった時は感動でした。

3.精米
精米

玄米のぬか部分を取って白米にします。瓶に玄米を入れ、棒でひたすらとんとんとんとんつきます。とにかく、根気よく。

この作業は農家さんだけでなく、昔の家庭でもやっていたようです。戦後すぐのころの漫画で、子供がお母さんに言われてやらされているシーンを見たような気がします。もしかしたら懐かしく感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

バケツ稲作り体験の感想

自分で作ったお米で炊いたご飯今回のバケツ1個の米作りは、カップ半分にも満たないわずかな収量になりました。まともに一食分のお米を作ろうと思ったら、バケツ3、4個分は必要なようですね。でも、緑色の長い葉が風 に揺れる様子や、金色の稲穂になっていく光景を自宅の窓辺から眺められるというのはとても不思議で、やってみてよかったなぁと思いました。

もみから白米に姿を変えていく課程は、まるで童話の「醜 いアヒルの子」みたいです。精米を終えたばかりの白米は透き通ってきらきらした宝石のように見え、昔の年貢が白米だった理由が、なんとなくわかった気がしました。

2011/10/13